──準々決勝の抽選について
「希望は特に無い。ここまで残っているのは非常に長い歴史と大きなポテンシャルを持ったクラブばかりだ。困難は我々が対戦する事になる相手チームが抱える事になるだろう。4つの興味深い対戦が生まれるね」

──ガヤの出来について
「彼は私のチームで8回しか練習していないが、まるで3年ほど一緒にやってきたような、28歳の成熟した選手のようだ。華々しい個性と非常に高い安定感を持ってプレーしている。疲労と共に試合を終えたのは当然の事だろう。彼はまだ沢山の事を学ばなければならないが、いずれは非常に優れたプレーヤーになるだろう」

──ターンオーバーをほとんど使用しなかった理由
「我々はそれぞれの試合で求められる事に応じて決断する。今日の我々には既に多くの変化があったし、これ以上この試合でリスクを負う事は出来なかった。我々はチームとしてのパフォーマンス向上のために努力しなくてはならない。ベルナトが出場したのはガヤに筋収縮の症状がみられたため止む無くだし、バラガンとジョナスの起用はこの試合で右サイドを強化する必要があったからだ。アルカセルの起用は、我々が次のラウンドへのチケットを確定させなければならなかったからだ。私はそれらの要素がオリオール(・ロメウ)やポルトゥに出場時間を与える事よりも重要だと考えた」

──パコ・アルカセルのパフォーマンスについて
「彼の今のリズムは、維持するのが非常に難しいものだ。このような数字を残す事に置いて世界中のプレーヤーと彼を比較した場合、彼を超えるのはメッシかクリスチアーノだけだろう。自分が居る今この瞬間に、習慣的にゴールを決めてくれる彼のような選手を抱えられるのは貴重な事だ」

──ビクトル・ルイスとマテューのコンビについて
「彼らのような特性を持ったCBを並べる事を気に入っている。ビクトルはいつもより不慣れなポジションでプレーしたにもかかわらず、我々が望んだ事を守ってくれた。複数のポジションでプレーできる選手が居てくれる事を嬉しく思う」

──フェデのパフォーマンスについて
「サッカー選手とは、キャリアを重ねるとともに自分のリズムを見つけ、成長していくものだ。一般的に、トップフォームに到達した選手を手に入れた時、一方では反対の事が起きている。それがバランスというものだろう。フェデはここ3～4試合良い状態だった。このまま成長を続けてくれる事を願っているよ」

──バルガスについて
「沢山のリーグでプレーする彼を見てきたが、世界最高のストライカーのひとりだと信じている。バレンシアでの挑戦は彼にとって新たな経験だ」

──今季のバレンシアの目標について
「我々の目標は非常に短いスパンのものであり、我々が必要としている即時性を手に入れる事だ。5月にチームがどうなっているかを思い浮かべる事は出来ない。何故ならチームは今も緊急事態にあるからだ。今、必要な事は日曜日のビジャレアル戦に勝利し、上位陣との差を縮める事だ。日曜の相手は直接のライバルであり、我々は彼らから勝点3を奪う事が出来る。我々の最終的な目標は決勝戦に進む事、そしてチャンピオンズリーグ出場圏内にチームを導く事であるが、今の時点で我々はそれを考える事は出来ない」