ヨーロッパリーグ：クバン・クラスノダール戦を控えて、現在クバンに在籍している元バレンシアのデアルベルトのインタビューがPlaza Deportivaに掲載されていました。9/28のインタビューです。

──バレンシアはスタートダッシュに失敗した後、ようやく泥沼から飛び立ちました。クバンの今のチーム状態はどうですか？
「僕らは既にリーグ戦を10試合、そしてヨーロッパリーグの予選を戦った。順位表では中位だけど、欧州カップ圏内となる5位とは勝点4差に居るよ。全てのチームが拮抗している状態だね。でも僕らのチームが、週2試合のペースに身体を慣らす事にやや苦労しているのは事実かもしれない」

──木曜の試合、クバンはどんなスタイルで戦うのでしょうか？
「相手チームの戦い方に応じてチームを適応させるのが僕らのチームのやり方だ。と言っても僕らは多くを期待されているチームではないからね。とにかく前進あるのみ。最初の試合を落としてしまった以上、勝点3が必要だからね」

──クバンもバレンシアも勝点0です。この試合の結果によってはチームは危機に立たされる事になりますね。
「そうだね。僕らが戦うのは第2節だけど、重要な事は負けない事だ」

──バレンシアに対抗するために、コーチングスタッフにアドバイスを与えたりしましたか？
「今のところまだだ。僕らはまだ日曜に重要なリーグ戦を控えていて、そこに集中しているからね。その試合が終わったら、彼らの情報は監督に伝えるつもりだよ。バレンシアにはまだ知っている選手が沢山居るし、役に立つかもしれないしね」

──バレンシアから何キロメートルも離れているけど、ロシアからもバレンシアの事をチェックしてるのですか？
「もちろん。今週は試合もあったから多少チェックできてない箇所もあるけど、グラナダ戦とセビージャ戦の勝利もしっかり見たよ。そしてクラブが置かれている状況についても敬意を表している」

──ロシアからバレンシアのファンへメッセージを送ってください。
「バレンシアのファンには、まず落ちついて、と言いたい。今でも偉大なチームがあり、目標を達成するために戦っているのは間違いないのだから、選手と一緒に忍耐力を持つ事が重要だ。木曜日だけは幸運を願う事は出来ないけど、バレンシアとクバンの2チームがヨーロッパリーグの次のラウンドに進める事を願っています」

──クバンの今季の目標は、再び欧州カップ戦の出場権を得る事ですか？
「僕らはクラブ史上初めて欧州カップ戦に出場するという目標を持ってシーズンを始めた。そしてマザーウェルとフェイエノールトを破って、グループステージ進出を決めたんだ。リーグ戦では順調な滑り出しと行かなかったけど、少しずつリズムを取り戻して行けば、上位6チームには入る事が出来るんじゃないかな」

──クラスノダールの街はどうですか？
「バレンシアとは全く異なる街だよ。バレンシアと比べて、インフラ面で10～15年は後れを取っていると思う。でも天気はロシアの中では良い方にある。国の南側に位置しているから、気温も割と高い方なんだ。街自体もとても静かで、快適に過ごしているよ」

──対戦日の気温はどのくらいになりますか？また芝の状態はどんな感じでしょうか。
「今、クラスノダールは雨期に入っている。少なくとも8～10℃くらいじゃないかな。11～12月までは気温が氷点下に達する事はないよ。芝の状態はかなり良いはずだ。また今週雨が降るから、さらに芝は濡れた状態になっていると思う。ボールはよく滑ると思うよ」