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アルベルダが現役引退
昨季いっぱいでバレンシアを退団したアルベルダが、現役引退を発表しました。バレンシアの元キャプテンであり、バレンシアの歴史の一部であり、バレンシアの象徴のひとりとなったポブラ・ジャルガ出身のプレーヤーは、新たなユニフォームを着る事無くシューズを脱ぐことになります。
新たなコーチングスタッフから契約延長しないと伝えられた直後からアルベルダは、スペインのあらゆるクラブからのオファーを受けない事を決め、国外クラブへの扉を開きました。しかし、国外から届いたオファーは彼にとって何れも家族を連れて移住するに値するほどの興味深いプロジェクトではありませんでした。そして、この段階でキャリアを終わらせる決意をしました。これによりスペインサッカー界は、500に近い公式戦に出場した、直近30年で最もカリスマのあるプレーヤーのひとりを失う事になります。
もうすぐ36歳になるアルベルダは、彼がトップチームにデビューした1998年以降、1998/1999シーズンを除く全てのシーズンでバレンシアの選手として非の打ちどころの無いキャリアを持っています。1998年3月15日にサラゴサ戦でリーガデビューを果たして以来、バレンシアのシャツを着て485の公式戦に出場し9つのゴールをあげました。最初は23番を背負って、そしてメンディエタが去った2001年からは6番をキャリアの最後まで背負ってきました。
彼のプレーした485試合の内訳はリーグ戦351試合、国王杯27試合、欧州カップ戦101試合、スペイン・スーペルコパ6試合となっています。そのうち52％に当たる254試合で勝利し、2度のリーグ優勝とUEFAカップ、スペイン・スーペルコパ、UEFAスーパーカップの栄冠に輝きました。さらに、スペイン代表として2001年～2008年の間にプレーした51試合も彼のキャリアに加えなければならない数字です。
一方、彼がスペインサッカー界に残した記録の中でネガティブなものがひとつだけあります。1部リーグで受けたイエローカードの通算枚数です。2012年夏の時点で140枚のカードを持っていたアルベルダは、昨季11枚上積みした事でフェルナンド・イエーロの147枚を抜いて、通算151枚になりました。これは現在までの1部リーグ史上最多記録です。
