ミチェルがバレンシアに復帰
クラブは、今季レバンテでプレーしたミチェル・エレーロの買戻しオプションを行使した事を公式に発表しました。ミチェルは3年契約でバレンシアの選手となります。
買戻し金額について、当初42万ユーロと報道されていましたが、ここに「レバンテでの出場試合数のノルマ達成によるボーナス」と「レバンテが1部リーグ残留した事によるボーナス」が加わり、トータルで72万ユーロ支払う事になるとの事です。
ミチェルのバレンシアへの復帰は今回が2度目となります。バレンシアのアレビン・カテゴリーでのプレー経験があるミチェルは、2007年にBチーム登録で最初の復帰を果たすと、2008年10月に国王杯ポルトゥガレテ戦でトップチームデビュー、同年12月のカンプ・ノウでのバルセロナ戦で1部リーグデビューを果たしました。2010/11シーズンはデポルティボにレンタル、その翌シーズンは2部のエルクレスへレンタルされたミチェル。デポルティボでは膝のケガにより多くの試合には出られませんでしたが、エルクレスでは、チームのベストプレイヤーと呼べる働きを見せました。
2年間で十分な経験を積んできたミチェルでしたが、昨夏、バレンシアは1部リーグでの継続したプレー環境を経験させるべく、ミチェルをレバンテに差し出しました。しかしバレンシアは彼を完全には手放す事はありませんでした。今夏、買戻しオプションを施行し、ミチェルは2度目のバレンシアへの復帰を果たしました。
ミチェルの持ち味は、ポリバレント性とボールを裁くテクニックと言えるでしょう。2列目のどのポジションでもプレーできる事と、特別な視野を持ち、ラストパスを出せる彼の特性は、クラブに多くのメリットを生み出してくれるでしょう。