ミゲルがイングランド・プレミアリーグのウィガンの練習に参加する事になりました。良いアピールが出来れば、ウィガンは来季から彼と正式契約をする意向だそうです。

2012年2月19日にカンプ・ノウでスタメン出場して以来、ミゲル・ブリトは1年以上に亘りプレーしていません。あの夜、左足ハムストリングの負傷により前半23分に担架に乗って退場しましたが、我々は、これが彼にとってのプロとしての最後の試合になる事は想像していませんでした。

それから3週間後、彼の怪我が治った時、リーグ戦11試合とヨーロッパリーグがまだ残っていましたが、ウナイ・エメリは他の試合の準備(前後にヨーロッパリーグ：アトレティコ戦があった)のためにベティス戦で彼を招集しただけで、彼がピッチに出てくる事はありませんでした。

今、彼の怪我は既に何の問題も抱えていません。ウィガンのロベルト・マルティネス監督は彼に練習参加のチャンスを与えました。その理由のひとつとして、ウィガンのウインガーであるエマーソン・ボイスがハイパフォーマンスを出せていない事があげられます。

昨年6月に自由契約となって以来、彼はどのクラブとも契約していません。ロシアの2部リーグのクラブからオファーが届いた時は、ミゲル自身が興味を示さず、冬にイスラエルのマッカビ・テルアビブからのオファーを受けた時も、契約に至りませんでした。

しかし彼は、娘たちとのそばに居られる生活に幸せを感じているものの、ケガを最後にピッチに別れを告げる事を望んでいません。彼自身、現役引退には消極的なのです。

ミゲルはウィガンでの勝負に勝つために身体作りを進めてきました。彼に近しい人たちの話によると、最近はリスボンで個人的なフィジカルトレーナーと契約し、友人たちとサッカーをする機会を積極的に持ってきたそうです。

シーズン終了時にウィガンがオファーを出した場合、ミゲルはサインする事に躊躇しないでしょう。ロベルト・マルティネスは3人のセンターバックとウインガーを置くスタイルを好みます。そして現在、レギュラーであるボイスはミゲルと同い年です。もしミゲルが良い働きが出来る事を証明できれば、彼はプロサッカーの世界に戻るチャンスを手に出来るでしょう。