ジョレンテ会長の公式会見
ラージョ戦で、メスタージャのスタンドから自身の退任を求める白いハンカチが降られた事を受け、ジョレンテ会長が公式会見を行いました。
この会見でジョレンテ会長は、現在の成績に対する責任は自分にある事を認めたものの、辞任の可能性については否定しました。
「バレンシアは強く、安定したクラブである、と言えるようになるため、私はこのクラブの会長として仲間と共に表に立っている。我々には、3年半前に始めたこの再建プロジェクトのための確固たる信念・手段・組織と競争力があるんだ」
「会長として、私はミスを犯した。それは事実だ。その責任は私にあるし、我々全員がそれを理解している。同時に、ここから改善していかなくてはいけない事もよくわかっている」
「私は皆さんと考えを共有したいと思っている。スポーツ面で悪い状況の時、クラブを危機に引き入れるべきではない」
「もし私が、自分がクラブを去る事でクラブの財政問題・スポーツ面の問題が解決するのであれば、その時は間違いなくここには居なかっただろう。もっと前にクラブを去っていたはずだ」
「我々はこの役員の椅子にこだわってはいない。こだわっているのは我々の責任についてだ。もしここに居なければ、人として、そして個人的にもより穏やかな日々を手に出来ていただろう。しかし、我々には果たさねばならないいくつかの約束がある」
「バレンシアは5億5000万ユーロの借金があるクラブだ。我々は義務として、全ての取引先、債権者に支払いをするつもりだ」
「確かに、私は非難されるべき立場にある。ペジェグリーノに関するテーマについては、私の責任だという事を認めなくてはいけない。私は彼に賭けた。彼が良い監督になると確信していたからだ。この事が、チームの状況を何ヶ月も遅らせてきた。それが、今チームが置かれている危機だ。最終決定者は、間違いを犯す事もあるし、間違える権利もある。大切なのは同じレベルの間違いをこれ以上繰り返さないようにする事だ」
ジョレンテ会長は合わせて、間もなく期限が切れる予定の融資返済分について、バンキアとの間で返済期限を3ヶ月延長する事で合意した事も発表しました。