レアル・ソシエダ戦の大敗から一夜、クラブはペジェグリーノ監督の解任を公式に発表しました。ペジェグリーノ監督は就任から6ヶ月でクラブを去ります。

そして公式発表から数時間後、パテルナ練習場のプレスルームでペジェグリーノ監督のお別れ会見が開かれました。ここでペジェグリーノ監督は、ジョレンテ会長らクラブの理事会が下した自身の去就に関する決断を批判しました。

「既に皆さんが承知の通り、理事会によって私は解任された。この件についてコメントしたい。私はクラブの決断は妥当ではないと思っているし、納得できるものでもない。これは彼らが大敗によって頭に血が上った事、そして今の状況に恐怖を抱いた事によって下された決断だ。だが、これがサッカーというものなのだろう」

「ファンの皆様、選手たち、私に与えられたチャンスに感謝したい。私は今の状況は一時的なものだと思っている。リーガでの目標(CL圏内)からは勝点4～5しか離れていないし(※その後ベティスが勝利したため7差に)、チャンピオンズリーグでは既に決勝トーナメント進出の資格を得ている。国王杯でも上のラウンドに勝ち進んだ。これがチームの現状であり、ここ2試合のイメージは一時的なものだ。当然ながら我々が望んでいたものではないし、私自身もショックを受けたが、それでも自分の仕事のプロセスを信じている。私が現役時代、ベニテスやクーペルが何度も白いハンカチを振られる様を見てきた。だが彼らはその後、このクラブで成功を収めた」

「今はただ、バレンシアの成功をお祈りしたい。そしてこれからもずっと、再びこのクラブのために働くチャンスを与えてもらえる事を願っている」

会見は手短に行われ、記者たちからの質問を受け付ける事はありませんでした。パテルナ練習場には50人ほどのファンを名乗るものが選手たちに抗議するために押しかけたそうですが、その彼らもペジェグリーノを拍手で送りだしたとの事です。

また、後任候補にはエルネスト・バルベルデ、ルイス・エンリケ、ルイス・アラゴネスらの名前が挙がっているそうです。