──バレンシア残留の決め手について
「クラブを離れようとした事は認める。昨季、僕がクラブに求めた事は、もっと多くの時間プレーする事と、重要な試合でプレーする事だったからね。僕に届いていたオファーは全て君たちが知っていたものだ。でも、不思議な事にそれは全て僕が新しい監督と会う前に届いたものだった。そして間違いなく、マウリシオ(・ペジェグリーノ)とのミーティングが僕の心を変えた。彼と直接話して、その時、彼が僕に満足していると言ってくれた。それが僕に決断させたんだ」

──退団を考えた理由が給与の問題だと言われている事について
「経済的な問題でクラブを去りたかったわけじゃないんだ。バレンシアより良い条件でオファーをくれたリールに行かなかった事を思い出してほしい。僕はこの街にもこのクラブにも満足してる。とは言っても、僕の性格が災いして、衝突や議論を呼ぶ事になってしまった。僕はバレンシアに居る。そしてここに居たい。本当に満足してるんだ。バレンシアで100％出し切りたいし、日曜日に控えている非常に難しい試合の事を今は考えているよ」

──その日曜日に行われるレアル・マドリー戦について
「試合のイメージはできている。昨季の対戦では、僕らはあのスタジアムで素晴らしいパフォーマンスを見せたし、彼らに勝つ可能性だってあった。そして、僕は今季のチームは昨季のチームより優れていると思っている。日曜日は決戦の日だ。その日に向けて、僕らは最高の仕事をしてきた」

──監督がアルゼンチン人になった事で出場機会が増えるのでは、という意見について
「アルゼンチン人だからレギュラーになる事が容易くなる、という考えは大いに間違っている。むしろ、監督もアルゼンチン人だから、彼らは監督のお気に入りの選手なんだ、と一般的にはみられてしまうだろう。だからこそ僕らは、国籍に関係なくチームに貢献して、レギュラーに値するプレーを見せなければならないと思っているよ」

──現在、チームから離れてパテルナで独りで練習を続けている同胞のチョリ・ドミンゲスについて
「彼とは良い関係を築いている。このような状況に置かれている彼を見るのは本当に胸が痛むんだ。チームから離れて練習する事、プレーするクラブがない事を好む人なんて居ない。彼にとって本当に苦しい時間だと思うし、いつでも彼を気にかけているよ。彼はこのような状況に値する人間じゃないんだ」