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フェグリのインタビュー

スペインでの2年目のシーズンとなった昨季、バレンシアの右サイドハーフのレギュラーをつかみブレイクしたフェグリ。アルジェリア代表にも選ばれ、契約延長の話も出てきたこの23歳のプレーヤーのインドネシア遠征から帰ってきた後に行われたインタビューです。

──チームが戦ってきたこの夏のプレシーズンマッチ4試合をどう評価していますか?
「自分たちのこれまでの出来に満足しているよ。そしてレアル・マドリーとの開幕戦の前にあと2試合残ってるね。個人的に良い感覚をつかんでいるし、フィジカルも良い状態だ。チームも準備はできていると思う。インドネシアの長旅からの疲れをとらないといけないけど、それはそれだからね」

──スペインでの初年度が厳しい一年だった事もあり、昨季はまずチャンスをつかむ事が必要でした。3年目となる今季は、何を目標にしていますか?
「僕の目標は上を見る事だ。サッカーは相手に勝つ事が出来るものだからね。例えば、国王杯で決勝に進む、チャンピオンズリーグでグループリーグを突破する、リーガで昨季より良い成績を残したい、というような願望はある。あと、可能ならレアル・マドリーやバルセロナと出来るだけたくさん対戦したいね」

──個人レベルでいうと、レベルを維持する事、になるでしょうか?
「うん。練習でも試合でも全力で取り組むよ。出場機会をもらった時は、ベストを尽くしたいと思ってるんだ。今季は全ての試合で最高のプレーをしたい。何よりもバレンシアの勝利のためにね」

──この夏はあなたにとって良い夏になりましたか?
「うん。最高の夏だった。出来るだけ沢山の試合でプレーするという目標を達成できたからね。スタメンになる事と沢山の試合でプレーする事が、いつでもバレンシアでの僕の目標だったんだ。チーム全体でみても良かったと思う。それに加えて、僕は自分の国の代表選手にも選ばれた。だからすごく嬉しい夏になったよ」

──アルジェリア代表での試合はどうでした?
「最初に招集された時は、ケガでプレーできなかったんだ。僕のデビュー戦はアフリカ・ネイションズカップ予選のガンビア戦だった。すごい暑さで厳しい環境の中、代表初ゴールを決めて勝つ事が出来た。人生において忘れられない試合のひとつになったよ」

──アルジェリアでは、あなたは既にスター選手の一人です。
「うん。アルジェリアは多くの人がサッカーをすごく愛しているところで、このスポーツに対しての情熱は半端じゃないんだ。正直なところ、これまでアルジェリアで行なわれた試合を僕は見た事が無かった。でも試合の時はスタジアムはいっぱいだし、雰囲気は自分が想像してた以上で、鳥肌が立つくらいだったよ。間違いなく素晴らしい時間だった。皆が僕を愛してくれているし、僕はその愛情に心から感謝している。働き続けるための、そしてより完璧なプレーヤーに近づくための大きな力を、彼らが与えてくれるんだ」

──あなたの国で何に驚きましたか?
「ピッチに入る時に、負けられないという空気をひしひしと感じたよ。自分の後ろに国全体があるからだろうね」

──アフリカでは、欧州でプレーする選手たちは、そうでない選手たちより上に居るという感覚があります。それについて、あなたはどう思いますか?
「僕らのチームでは皆が平等だよ。謙虚なチームで、独りよがりな者は居ない。それが僕らの強さだと思う。とても陽気な雰囲気だし、それがピッチでも表れてると思う」

──代表チームの人からバレンシアのシャツを求められたことはありますか?
「うん、何度か。特にフィジカルコーチたちにね。でも何も問題は無い。僕らは家族みたいなものなんだから」

──この数年間を振り返ってみて、2年前のバレンシアに来るという決断は正しかったと思いますか?
「うん。僕が最初にここに来た時、ブラウリオとフェルナンド・ゴメスの言葉で自信を持つ事が出来た。そして、メスタージャでのバレンシアとレアル・マドリーの試合を見た後、このチームで、このリーグでプレーしたい、ここでいつの日か勝ちたい、って言ったんだ。それが難しい事だというのはわかってたよ。あの時のバレンシアには、世界最高のウインガーのひとりであるホアキンが居たし、希少価値の高い能力を持ったパブロも居たわけだからね。それでも諦める事無く、いつでも自分のポテンシャルを証明しようと思ってやってきた。そして今、僕はとても満足してる。僕は2年前に来た時と同じ選手じゃない。沢山の面で成長したし、その成長は自分自身の努力と指導を受けたコーチたちの力によるものだ」

──プレーする上でどの部分が成長したでしょうか?
「フィジカル面だね。以前は、力強いプレーをするための能力が僕には無かったけど、今はそれがある。実戦で鍛えられたんだ。最終的には、それが普通のものだと感じられるようになったよ」

──いくつかの親善試合を終えて、今季のチームは、より内側に絞り込む傾向が見えます。
「うん。コンセプトが全く違うね。昨季は速いプレスで相手チームを高い位置で押し込んでいた。でも今季はより緊密にブロックを作る必要がある。そのために全員が同じ方向に動かなくてはならない。その新しいコンセプトを僕らは受け入れているよ。それが試合に勝つ事に繋がるわけだからね」

──同じレベルのGKが2人居る事についても様々な議論がされています。GKというポジションにまで競争がある事は、チームにとって良い事なのでしょうか?
「バレンシアと同じくらい偉大なクラブは、それぞれのポジションに出来るだけ最高のプレーをする選手たちを揃える必要があるし、良い事だと思うよ。競争は選手を前進させ、成長させる。もし競争が無かったら、チームは大いに苦しんでいるんじゃないかな」

──あなたに契約延長の話が出てきました。あなたはバレンシアでもっとプレーを続けたいですか?
「もちろん。ここで僕は幸せだし、ここの全てを気に入ってるんだ。クラブはファンタスティックだし、素晴らしい基盤を持っている。建設中の新スタジアムもあって、フィジコもメディコも高い能力を持っているし、スペインで3番目に強いチームだ。ファンも素晴らしいし、偉大なスタジアムもある。天候も抜群だし・・・何よりリーガが好きなんだよね。あと10年以上ここでプレーしたいと思ってるよ」

──他のリーグから興味をもたれた事は無いのですか?
「ないよ。本当に。プレミアリーグは美しいリーグだけど、僕はリーガを楽しんでいる。こういう厳しいリーグでプレーする事が夢なんだ」

──ブラウリオはあなたについて"常に全力でプレー戦う選手だ"と言います。
「そうだね。最初はひとつの事をするとき、全力で戦える時もあれば、そうでない時もあった。でも、ピッチに入る時に迷いがあったら勝つ事は出来ない、って事を今はわかってる。自分の全てをかけて戦っているし、その気持ちを失った事は無い。それが僕の普段からのプレースタイルなんだ」

──あなたは決定力もありますが、FWとしてプレーしていた事もあるのですか?それともそこを重点的に向上させてきたのですか?
「小さい頃、僕は9番のポジションでキャリアを始めたんだ。その後、中盤の選手、メディアプンタとポジションを替えた。たぶん、それで多くのポジションでプレーできるし、いろいろなプレーをする力があるんだと思う」

──あなたは何か素晴らしい事をするたびに、お母さんの事を思い出すと言っていますね。今季、彼女はあなたに何か言いましたか?
「母の事はとても誇りに思っているよ。僕はずっとプロのサッカー選手になりたいと思ってきた。だから彼女は僕がバレンシアで満足している事を知っているし、自分の息子が勝つのを見て、家族や友人たちと同じように喜んでいるんだ。母は、僕にもっとやれる、これまで通り続けろって言ってくれている。僕は良い選手になれるよう努力を続けてきた。まだ若いし、リミットは設けないつもりだ。最高レベルのプレーが出来るようになる事を夢見ているし、それに向かって挑戦するよ」

──あなたの夢はなんでしょうか?
「僕の夢はいつかチャンピオンズリーグで優勝する事、そして世界最高の選手の一人になる事だね」

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