昨夏レンタルでバレンシアBに加入し、今季シェレスに復帰したMFアドリアン・クエバスのインタビューです。Diario de Jerez にて行われたものです。

──バレンシアBでの経験はどうだった？君の成長に役立つ一年だったのかな？
「僕はそう思う。良い意味で変えてくれたってね。個人的にもプロとしてもとても多くの事を学んだとても重要な一年だった。僕にとって故郷を離れる事が初めてだった事も考慮しなくちゃいけないね。サッカー選手として本当に初めての経験をする事が出来たよ。ここの下部組織で体験できる事と、サッカーだけに専念しないといけないバレンシアのトップチームと一緒の練習で体験できる事は同じではないからね」

──スポーツ面の話をしよう。君のどんな所が変わったと思う？
「たくさんの事、たくさんのコンセプトだね。僕は昨季、レギュラーでシーズンをスタートして、ゴールも決める事が出来た。でもケガをしてしまってからはペースを取り戻すのに苦労したよ。そして、シーズン後半戦では監督が替わった。新しい監督の下でもプレーするチャンスはもらえたけど、ほとんどが後半途中からの出場だった。スタメンで出たのは最終戦だけだったんだ。一年通じてチームには本当に競争力があった。でも、その環境に居たからこそ、あらゆる局面で大きく成長出来たんだと思う。トータルで見て、この一年間の自分の出来に満足しているよ」

──一般的に2部Bリーグは最もハードなリーグのひとつと言われている。実際に一年戦ってみて、その意見に同意する？
「もちろん。スペインで最も難しいグループだと思う。どのチームもサッカーのクオリティが高くて、最後まで戦い続けないと試合をものにする事は出来ないんだ」

──そして君は故郷に戻ってきた。この一年の経験を生かす事が出来るかな？
「うん、その自信はある。今は朝起きると同時に、自分がサッカー選手だっていう気持ちになれるんだ。さっきも話したけど、特にバレンシアのトップチームとの練習では本当にたくさんの事を学んだからね。あのレベルの選手たちと一緒に働く事は、間違いなくサッカー選手として成長させてくれる。15回くらいそういう機会があったけど、その全てを最大限に自身の成長に生かせたと感じているよ」

──近い将来について、君の目標を聞かせてもらえないかな。
「僕の今季の目標はシェレスの一員として、ただの一選手以上の働きをする事だ。手応えは感じているよ。ここに残って、チームのためにベストを尽くしたい。監督たちからも信頼されていると感じているからね」

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アドリアン・クエバス(プロフィール)