ペジェグリーノ新監督のプレゼンテーションが昨日、Sala Antonio Puchades という場所で行われました。

会場には、ジョレンテ会長、ブラウリオSD、タルシロ・ピレス理事、フェルナンド・ヒネール理事、公式ペーニャのブラス・マドリガル会長、そしてペジェグリーノが連れてきたコーチングスタッフのカルロス・コンパヌッチ、シャビ・タマリ、ガブリエル・マカヤが同席しました。

ジョレンテ会長
「マウリシオ・ペジェグリーノは新たなバレンシアの基礎となるでしょう。我々はとても興奮しています。そして、私は全てのバレンシアニスモの団結を求めたいと思います。何故なら、彼がファンの皆さんの希望を満たすために、大いに働き、努力してくれる事を確信しているからです」

ブラウリオ・バスケスSD
「ペジェグリーノと共に働けることを喜ぶと同時に、誇りに思います。彼はこのクラブ、この街、そしてクラブの目標、クラブの体質を良く知っています。元々彼は、ピッチ上で既にリーダーとして振る舞っていました。そして今、偉大な監督になったのです。私は、我々が成功を収められると確信しています」

ペジェグリーノ
「ここに戻ってこられてとても幸せですし、興奮しています。新しいステージを始められる事を嬉しく思います。私にとってこの挑戦は非常に素晴らしいものです。今からバレンシアのために大いに働き、偉大なチームを作り上げる事を約束します」

以下、ペジェグリーノの公式会見です。

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──目標について教えてください。
「経験豊富なコーチングスタッフを用意しています。彼らと一緒であれば、良い仕事が出来るでしょう。短期的な目標としてはチームの持てる力を最大限に引き上げる事、中期的な目標としてはチームの力をそこからさらに高める事、長期的な目標はそれを維持し続ける事です」

──難しい仕事になりそうですね。
「毎週日曜日の試合のために毎日練習をしていきますが、私は子供のようにそれを楽しみにしています。ここで監督になる事は私の心からの夢だったんです。今もここに居るというだけで感動しています」

──ファンへのメッセージをお願いします。
「ここから新たなプロセスが始まります。メスタージャのスタンドとペーニャのサポートが常に我々を助けてくれれば、チームはピッチで主役であり続ける事ができるはずです」

──去就が取りざたされているジョルディ・アルバについてどうお考えでしょうか。
「ジョルディは今季の我々のベストプレーヤーの一人です。ビッグオファーを受けて、ハイレベルな選手たちがクラブを去ってもチームは競争力を維持している、という事をここ数年、クラブは証明し続けてきました。もしジョルディが去ったら、サッカー的な観点から言うと大きな痛手です。しかしクラブの人たちは、既に念のための準備を既に進めています」

──ティノ・コスタについてはいかがですか？
「個人的に特定の選手については話しません。彼はバレンシアの重要な選手であり、チームの全ての選手たちと同じだけの価値がある選手です」

──エメリ監督は今季、練習を非公開にしていました。あなたはどうするつもりですか？
「公開と非公開を混ぜていく事になるでしょう。自分の手札を全て見せ続けるわけにはいかないというラファ・ベニテスの考えを踏襲しています」

──基本的にはラファ・ベニテスと同じやり方になるのでしょうか。
「これまで出会ってきた全ての人が私の人生に影響を与えてきました。ラファもその中の一部であり、私は彼と共に働けるという特別恵まれた立場に居ました。彼からは沢山の事を学びましたし、個人的にも感謝の気持ちで溢れています。しかし、私はラファ・ベニテスではありません。私は私自身のこれまでの経験の塊です」

──バルセロナ、レアル・マドリーと争える力はあると思いますか？
「現実、客観性、合理性というものがありますが、サッカーとはいくつかの不確実で、予想不可能な要素を持っているものです。来季、何が起きるか私にはわかりません。ただ、バルサやマドリーとも競争していくつもりです。チームはお金で強くするものじゃないという事は、少なからず、これまでにも証明されてきていますからね」

──南米出身の選手を補強する可能性はありますか？
「可能性は大いにあるでしょうね。もちろん会長の許可が下りればですが、我々は良い選手を補強できると思います。私の希望は、今の良いチームに適応できるレベルの選手たちが来てくれる事です。チームを助けてくれる選手を、南米だけじゃなく、あらゆる大陸から必要としています」

──補強の候補にアイマールはどうでしょうか(笑)
「ブラウリオ、話してもらえないかな(笑)」

──様々な選手の名前がこれまでに上がっていますが。
「我々はマーケットで名前が出ている選手たちについて話すつもりはありません。その選手たちが現在所属しているクラブをリスペクトしなくてはいけないですからね」