ジョルディ・アルバがアディダスと個人スポンサー契約を結んだそうで、17日にバレンシア市内でそのプロモーション・イベントが行われました。そこで行なわれたインタビューです。

──エスパニョール戦の大敗はチームにとってショックだったのではないですか？
「誰にとってもキツイ敗戦だったけど、チームのモチベーションは下がってないと思ってる。今こそ僕らが机をたたく時だ！(※) 僕らが戦っている2つのコンペティションは全く違う性質のものだし、先日の敗戦はアクシデントみたいなものだよ。僕らはこれから決勝に進むための180分間に立ち向かう。実はチームの数人の仲間と一緒で、僕も今まで決勝戦をプレーした事がないんだ。だからELは大きなモチベーションになってるんだよ」
(※スペインの慣用句。行動に出る、決断する、立ち上がるという意味になるらしいです。)

──EL準決勝、バレンシアが有利という声が多いようです。
「僕らが有利だとは思わないな。アトレティコは僕らと同じレベルにあるチームだ」

──2年前のELで彼らと対戦した時の事はまだ覚えていますか？
「そこに居た全てのファンと僕ら選手たちが、あの時に起きた事を忘れちゃいないよ。僕らの敗退は不当だったんだからね。今回、僕らは勝つためにマドリッドに行く。ここ数日、ジギッチへのPKがとられなかった事を思い出すけど、今回はあの時とは違う物として試合に集中しなくちゃいけない。あれから両チームとも成長したし、全く異なった対戦となるんじゃないかな」

──今回の対戦では2年前のリベンジを果たしたい、という思いで居ますか？
「リベンジの機会だ！なんて考えてちゃダメだよ。彼らはとても良いチームで、リーガで起きている事をそのまま受け止めてはいけないと思ってる。トーナメント形式の戦いは全く別物だからね。セカンドレグはホームで戦えるというアドバンテージがあるし、良い結果を得られるよう努力しなくちゃいけない。普通の対戦なら、全てはセカンドレグで決まるものだからね」

──現在のアトレティコについてどういう印象を持っていますか？
「2年前のチームの方が、選手個々のクオリティは高かったと思う。アグエロやフォルランといった選手たちも居たしね。でも今はチームとして、グループとしてあの頃より良いチームに見えるね」

──リーグ後半戦、バレンシアは大きく失速しまいました。その原因はなんでしょうか？
「年が明けてから、正直、僕らが望んでいたほど勝点を稼げていない。でも、マラガやレバンテにはぎりぎりまで差を詰められてしまったにも拘らず、僕らは3位になるという目標に手が届くところに居る。そりゃいつだって良い状態で居続けたいよ。でもこういったアップダウンは僕らを含めてすべてのチームが抱えているものだ。目標は3位になる事であり、それは僕ら自身にかかってる。僕らが良い試合を続けられれば、3位になれるんだよ！」