クラブはアルコジャーノにレンタル中のアントニー・"チョコ"・ロサーノとの契約を延長する事を決めました。

クラブは既にこのホンジュラス人FWの代理人に、スペインでキャリアを続けさせるために契約を延長する事を伝えました。そのため、ロサーノは今夏バレンシアに戻り、トップチームでプレシーズンを過ごす事になるでしょう。そして監督が彼をトップチームの戦力に成り得ると見なすか否かで、来季の彼の働く場所が決まる事になります。もし、来季のバレンシアの監督が彼を構想外とした場合、彼はアルコジャーノに戻る事になるかもしれません。

2012年は彼にとって不運と共に始まりました。新年最初の試合でヒザを負傷してしまったためです。復帰するまでには1ヶ月以上の時間がかかりました。その怪我と代表戦の影響もあり、今季彼はリーグ戦で16試合(うちスタメン9試合)の出場にとどまっています。しかしながら、アルコジャーノは彼を高く評価しています。

「ロサーノは来季バレンシアのトップチームでプレシーズンを過ごすだろう。そして、もしそこで、バレンシアの監督が彼はチームにフィットしないと判断したら、我々アルコジャーノは、彼との契約を続ける方向で前向きに考えている。我々が2部リーグに残留できた場合はね」

アルコジャーノのセルヒオ・トーレスSDはこのように語っています。また、トーレスSDはバレンシアのこの決定が、このストライカーにとって潤滑油になったと指摘しました。

「彼はロンドンオリンピックの北中米予選(4/1)を戦うためにアメリカに向かうまで落ち着かない日を過ごしていた。自分の将来がどうなるのかわからなかったからだ。そして今、バレンシアが正しい決定をくだしてくれた事で、我々全員が喜んでいる。これによって、彼は代表チームで落ち着いて過ごすことが出来たし、我々もシーズン終盤にとても重要なプレーヤーを取り戻すことが出来た。バレンシアは彼が大きなポテンシャルを持った選手だという事を既に知っているんだ」

今年の7月、チョコ・ロサーノはビコロール(ホンジュラス代表の愛称)の仲間と共にイングランドの首都に居るでしょう。彼は既にこのオリンピック予選トーナメントで、18歳ながらチームの中心選手として母国のために重要な役割を果たしてきました。グループリーグの初戦で思うようなプレーが出来ず途中交代、第2戦のメキシコ戦ではスタメンから外れるなど大会を通じて輝いたわけではありませんでしたが、このメキシコ戦に敗れて後がなくなった第3戦のトリニダード・トバゴ戦でゴールを決め、決勝トーナメント進出に大きく貢献した事で、再びチームの重要な選手に返り咲きました。準決勝ではエル・サルバドル相手に開始44秒で先制点を奪い、再び勝利に貢献。決勝では延長戦の末、再度メキシコに敗れてしまったものの、見事、母国にロンドンへのチケットをもたらしました。

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契約を延長という書き方がされているのですが、CDオリンピアからのレンタル期間を延長するという事なのか、正式に買い取るという事なのか、その辺がよくわかっていません。買い取る場合は150万ユーロの移籍金がかかる事になっています。

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