ハビエル・ゴメス副会長がクラブを退職する事がわかりました。今日行なわれる取締役会で承認され、公式に発表される模様です。

ハビエル・ゴメスは、1999年4月にバレンシアの職員となりました。財務部門で勤務を続け、2009年3月にはクラブの経営不振の責を問われたビセンテ・ソリアーノ会長に代わり、クラブのCEOに就任。緊急措置としての就任となりましたが、6月のジョレンテ会長の就任までクラブの経営部門を統括し、ジョレンテ会長就任以降は副会長としてクラブの運営に携わりました。

一方で、ハビエルはクラブを去る準備を進めていました。昨年末には役員としてクラブに残りながらも、経営部門から離れたのもその一つです。

元々2010年の6月に、彼はジョレンテ会長にクラブを退職する意向を伝えていました(当初、解任と報じられていましたが、辞任だったようです)。しかし、ジョレンテ会長が「クラブの再建計画がある程度の軌道に乗るまでは力を貸してほしい」と慰留したため、ハビエルはジョレンテ会長の右腕として今日までクラブで働いてきました。副会長である彼がほとんど表舞台に出てくる事がなかったのも「いずれクラブを去る身だから」と彼自身が望んだことです。

そして昨年12月、バンキアとの提携が発表され、クラブの財政問題に目途がついた事をうけて、ハビエルは改めて退職の意思をジョレンテ会長に伝えました。そしてジョレンテ会長もこの申し出を受理し、ハビエルは同月末に経営部門から外れました。

そして今日、99年4月の入社から13年間バレンシアのために身を粉にして尽くしてきたハビエル・ゴメスは、クラブを恒久的に去ります。

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