ロベルト・イバニェスのインタビュー
Bチームのウインガーで、前節:バダロナ戦の大逆転劇を演出したひとりでもある元U-16代表MFロベルト・イバニェスのインタビューです。
──バダロナ戦での大逆転劇はどうだった?
「とても信じられなかったよ。2部Bリーグでアウェーで2-0で負けている状況で、スコアをひっくり返すのはとても難しい事だ。でも僕らは試合を通じて諦めなかった」
──試合はいきなり厳しい展開になった。それでもチームは反撃した。
「最初の20分間は最悪だった。僕らチームは試合をしていなかったと言ってもいいくらいだと思う。でも、そこで落ち込むことなく反撃したからこそ最終的には勝てたんだ。このチームは決して匙を投げたりしない。バダロナに逆転した事、しかもアウェーで3点も奪うなんて、簡単じゃないよ」
──勝利のカギのひとつに君のゴールがあったと思う。失点の後すぐに返せた事が大きかったんじゃない?
「そうだね。僕らはあの1点を簡単に奪い取った。それに加えて早い時間帯で1点返した事で、相手に恐怖を与える事が出来たと思う。僕らはそのアドバンテージを生かしたんだ」
──そのゴールが生まれたのは、その前のチャンスのイメージが残っていた事が大きかったんじゃない?
「うん。その前のチャンスの時に僕が蹴る事も出来たけど、ポルトゥに頼まれたから譲ったんだ。でも、おかげでその時にイメージが出来た。でも重要なのは僕のゴールがチームの反撃ののろしになった事だ」
──ハーフタイムに監督は君たちにどんなメッセージを告げたの?
「"出だしはひどかったけど、その後は我々が試合をコントロールしていた。このまま続ければ逆転できるぞ"って言われたよ。そのおかげでチームは後半もすごく引き締まっていた。そして早い時間帯に追いつけたんだ」
──今、チームは降格ゾーンとは勝点10離れ、5位のチームとも勝点10差だ。一息つける状態になってきたんじゃない?
「いや、まだまだ僕らを追ってくる下位のチームに注意し続けなくちゃいけない。僕らの目標はシーズンの終わりまで変わらず続くものだからね。降格の心配がなくなったら、今度はさらに上を目指していくよ」
──フベニールから昇格して、チームへの適合についてはどう?
「リーグ前半戦はBチームでプレーする時間が少なかったけど、セルヒオ・ベントーサが来てからは、プレーの時間は増えてるんだ。僕にとって間違いなく大きな喜びだよ」
──最終的な夢はトップチームに定着する事でいいのかな?
「愚問だよ!僕の一番の夢は、僕にとっての人生のクラブ、バレンシアで成功する事だ」
──次節のサラゴサBとの試合はどのように戦うべきだろう?
「自信過剰になっちゃいけないね。現時点では、彼らは僕らより下の順位にいるけど、この冬に良い補強をしているし、僕らを困難な状況に陥れようとしてくるだろうからね」
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ロベルト・イバニェス(プロフィール)