昨日、リカルドが練習後にパテルナ練習場内のエメリ監督のオフィスを尋ね、個人面談を行いました。

エメリ監督は常日頃、選手たちに「何か問題がある場合、話し合いで解決しよう」というメッセージを発してきました。そして昨日、リカルドは自身のスポーツ面での問題を解決すべく、エメリ監督と話す機会を設けたようです。

2人は、この数ヶ月間続いていた招集外とされていた件について話しました。そして面談の後、エメリ監督はミゲルにしたのと同じようにリカルドに許しを与え、再び招集メンバー入りするチャンスを与える旨をリカルドに伝えました。

これにより、冬の移籍市場で退団濃厚と言われていたリカルドですが、少なくとも今季終了時まではチームに残る可能性が出てきました。

一方、ブルーノがマラガ戦で出場機会が無かった事に加え、カディス戦に招集外となった事で、代理人のラウール・ベルドゥ氏が冬のマーケットでの移籍先を探し始めたという報道が出ています。今週中、クリスマス休暇に入る前にもブラウリオ技術秘書と会談の場を持ちたいと考えており、クラブに打診しているそうです。

ブルーノは本来チェルシー戦でスタメン出場する予定でしたが、最終的にこの試合でプレーしませんでした。この時点でブルーノがわずかな筋肉の過負荷を抱えており、コーチングスタッフがそれを危惧したためです。しかし、チェルシー戦後にバレンシアに戻ったブルーノがメディカルチェックを受けたところ、負傷は見つかりませんでした。それにも関わらずカタラン人DFは、ベティス戦でも出場機会を得られず、カディスでの試合では呼ばれる事さえありませんでした。

バラガンが外れたマラガ戦では、ブルーノは自らが起用されると思っていた事でしょう。しかし、この試合でプレーしたのはエメリ監督の許しを得たミゲルでした。

この一連の流れにより、ブルーノは既にエメリ監督の構想に入っていないと言えます。実際、クラブは今季で切れるブルーノとの契約を延長する動きをまだ見せていません。