バルセロナからのカンテラーノの引き抜き
今夏、既にスペインU-16代表(当時)のDFロドリゴ・タリンがバルセロナに引き抜かれていましたが、同時にインファンチルBのDFアレハンドロ・マルティネス、MFフランシスコ・ビジャルバの2人も引き抜かれていたようです。
ロドリゴ・タリンは右SBとCBを務められる将来性豊かなDF、アレハンドロことアレックス・マルティネスは優秀なセントラル、ビジャルバはとてもスキルフルなウインガーで、タリンは昨季クラックスのカデテAに、アレックスとビジャルバはバレンシアのインファンチルBでプレーしていました。
現在この3人のうち、ビジャルバはバレンシアに戻っています。彼はラ・マシアでの両親と離れての生活に適応できなかったためです。
「もし彼らがこのような事を続けていけば、彼らは長い間世界最高のクラブであり続けられるであろう。彼らは僅か12~13歳の子供たちに8000ユーロ、12000ユーロ、19000ユーロ(約200万円)という年俸でオファーを出してきた。そうなると我々に出来る事は何もない。そして、これはバレンシアだけではない。エスパニョールは常に彼らから搾取され続けているし、セビージャからも3人、そしてスポルティングにも同じ事をしているのを我々は知っている」
バレンシアのカンテラ統括チームの職員はこのように語ります。
既にホセ・ルイス・マルティン・ビラ(バレンシアのカンテラ統括チームのリーダー)はバルセロナの同職を務めるギジェルモ・アモールに対して、一連のバルサの動きに抗議の声を伝えました。しかしながら、ギジェルモからの返答は「我々は自由に動く。選手が我々のもとに来たいと望めば法的に問題はない事だ」というものでした。興味深い事にこれは、バルセロナがアーセナルにセスクを攫われた時に行われたやり取りと、ほぼ同じものです。
そしてスーペルデポルテによると、現在クラックスにレンタルされているペドロ・チリベジャも、既にバルセロナと契約を済ませたとの事。契約期間は来季からの5年と言われています。
※追記
チリベジャのバルセロナとの契約の報道は事実ではなかったようです。