「バレンシアが僕の契約延長を考えてくれている事を誇りに思うよ」

デアルベルトはスーペルデポルテのインタビューでそう答えました。昨日、同誌が報じた「バレンシアは今季いっぱいで切れる彼との契約を延長するための交渉の場を設ける事を決断した」というトピックについて語ったものです。

「今、僕はあらゆる面で集中しなければいけない。CLで敗退した事で僕らは大きく傷ついたけど、出来るだけ早く顔を上げないといけないんだ。土曜日にはベティス戦が控えてる。絶対に勝たなければいけない試合だからね」

デアルベルトは3年前にフリートランスファーでバレンシアに来ました。最初のシーズンこそ、チームのレギュラーのひとりとして活躍しましたが、それ以降は決して充分な出場機会を得ているとは言えません。それでもブラウリオ技術秘書は彼をチームに残す方向で考え始めています。

「僕の将来に関するテーマは、代理人がしっかりとやってくれるはずだし、僕の第一希望はバレンシアで続ける事だ。でも何度でも言うよ。僕は今ベティスに勝つ事しか考えていない。その次に考えるのはカディスとの国王杯についてだ」

彼の代理人のホセバ・ディアス氏は現在、バケーションに出ています。彼の休暇が明けた時が、この交渉のスタートとなるでしょう。そして、クラブと選手の双方が、この交渉は難しいものになるとは考えていません。ベンジョーチ出身のプレーヤーに対してはリーガのいくつかのクラブが興味を示していると言われていますが、選手本人は、ディアス氏に対して「すべてはバレンシアの決断を待ってから」と既に伝えています。

ウナイはシーズン序盤、彼を招集しませんでした。しかし、練習での真摯な態度と試合でのパフォーマンスを評価され、CBの第3オプションとなりました。先日のエスパニョール戦では、ラミとコンビを組んだ彼はチームのベストプレーヤーのひとりであり、土曜日のベティス戦でもパートナーを替えて新たなスタメン出場のチャンスをつかむと考えられています。ビクトル・ルイスとのコンビは既に一度だけ実現していますが、その時、彼は敵地でサラゴサを完封しました。

そしてもうひとつのポイント。彼は先日のスタンフォード・ブリッジでの試合でプレーしませんでした。しかし試合後、カルセドコーチと共に敗戦にうな垂れるチームメイトたちを労い、バレンシアファンの集うコーナーに向かいました。このエピソードからも彼の人間性が垣間見えます。彼のパーソナリティーはクラブが求めるものに相応しいものです。