ファン・ベルナトのインタビュー
6歳の時、ファン・ベルナトと彼の兄アレハンドロはパテルナ練習場の周りを走り始めました。2人の少年の両親アンパロとアレハンドロは、彼らをバレンシアのスクールに入団させました。
あれから12年、彼はその頃の事を明確には覚えてはいません。しかし、彼の部屋のフォトフレームには、その頃の彼の記憶を取り戻させるに充分なアレビン時代の写真が飾られているのです。
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──PSV戦では輝かしい45分間を過ごした。その試合の後、両親とは話した?
「帰りのバスの中で電話で話して、いくつかのアドバイスをもらいました。彼らからはいつも"謙虚で在れ、地に足をつけろ、熱心に働け"って言われますね」
──多少緊張しているのかな?
「そうですね(笑) こういったインタビューに慣れていないので」
──君のトップチームのデビュー戦は5月のアルシラ戦だった。でも今回はオランダの世界的名門クラブであるPSVとの試合だった。
「僕はたくさん学ぶため、そしてチャンスを得るためにここに居るんです。どんな相手でも恐れてはいけないし、思い切って進まないといけないと思っています。プロですからね」
──PSV戦の後、何か変わったことはあった?
「Tuentiで沢山の人からメッセージを頂きました。皆、僕のプレーを気に入ったって言ってくれて、嬉しかったです」
──地元クジェラの友人たちは何か言ってた?
「俺たちの誇りだって言ってくれてました。それと、アドゥリスのシャツをもらえないかって(笑) でもさすがに頼む勇気はなかったですけどね」
──ずっと左サイドでプレーしてきたの?
「ずっとそのポジションでプレーしてきました。僕は左利きで背が小さかったので、コーチたちがそこがいいと判断したんだと思います。でも右足でも蹴れるし、右サイドでもプレーできるんですよ」
──君の部屋には君の幼い頃の写真が飾られているんだってね。
「はい。GKのアドリアン ──今ここオーストリアに一緒に来ているアドリアンです── と、昨季フベニールAで共に戦ったカルロス・モロスも写ってます」
──部屋はひとり部屋?
「最近まで兄のアレハンドロと一緒でしたけど、U-17欧州選手権の後からひとり部屋にしてもらいました」
──お兄さんと2人兄弟?
「あと、姉妹のイネスが居ます」
──小さい頃、バレンシアの試合はよく見たの?
「父に連れて行ってもらったり、テレビで見たりしてました。最初に衝撃を受けたのはクラウディオ・ロペスのゴールですね。でも今までで一番忘れられないゴールは、国王杯決勝でアトレティコ相手にメンディエタが決めたゴールです」
──好きな食べ物を教えてくれる?
「母親のアンパロが作ったスパゲッティとバニラアイス。いつも食べ過ぎちゃうんですよ」
──休みの日は何をしてるの?
「テレビが好きでよく見てます。最近のお気に入りの番組は"El Internado"と"El Barco"ですね。あとXboxでテニスゲームやFIFAは何時間もやっちゃいます。友人の方が上手いですけどね」
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ファン・ベルナト(プロフィール)