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グアイタのインタビュー(その2)

今月初旬、モヤのレンタル移籍が決まる前にレバンテ誌によって行なわれたグアイタのインタビューです。シーズン終盤悩まされていたウイルス性の発熱はどうやらインフルエンザじゃなかったようです。

──君が契約延長し、セサルはビジャレアルへ。そしてアウヴェスが来た。GK陣がすっかり入れ替わったね。
「そうだね」

──そしてモヤが間もなくヘタフェに行く。
「まだ決まってないけどね・・・成り行きを見守ろうよ」

──ところで、調子はどう?
「だいぶ良いよ。まだ少しトランスアミナーゼが高いけど、調子はいいよ。ありがとう」

──何があったの?
「サイトメガロウイルスによる伝染性単核球症。ドクターがよく"キス病"っていうやつだ」

──じゃあ体の抵抗力が落ちてるのかな?
「少しね。でももう大丈夫だよ。その時は7日間以上、熱が下がらなくて何をするにも力が入らなかったんだ。最悪だったよ」

──クラブとの契約延長は君にとっての回復剤になったのかな?
「うん、そうだね。僕の代理人たちは長い時間クラブと交渉して、契約延長を実現させてくれたんだ。僕もそうなる事を望んでいたからすごく嬉しかった」

──じゃあ、今は幸せ?
「もちろん。交渉が長引いていたからね。もしかしたら延長されないんじゃないか、っていう気持ちにもなったよ。僕の家族は、僕にここに残って欲しいと言っていた。でも交渉がどうなるかはわからなかった。サッカーの世界ではひとつの話が覆る事なんてたくさんあるからね。最終的に家族と僕が望んだ通りになって良かったよ」

──契約延長がなくなるかもしれない、って感じた事があったの?もしくは移籍する可能性とか。
「状況は常に変わっているからね。デ・ヘアだってこれからマンチェスターに行くかもしれない。もし明日、どこかのクラブが来て僕に2000万ユーロ払うなんて言ったら"それでもバレンシアはグアイタを売らないだろう"なんて言える人はいると思う?何が起きるか、どんな偶然があるかは決してわからないんだよ」

──今季の移籍市場ではGKが人気を集めているね。
「このポジションでプレーしている人にとっては良い事かもしれないね。いつもはどのクラブもFWやMFにより高い金額をつけていた。でもゴールを防ぐセービングにも高い価値はあると思うんだ」

──君自身は評価されていると感じる?
「うん。今はチームの重要な選手のひとりだと感じる事ができているよ」

──正直に答えてほしいんだけど、契約延長交渉が危うくなるようなポイントはあったの?
「なかったよ。クラブも延長を望んでいてくれたし、僕もここに残る事を望んでいた。双方の思惑は一致していたんだ」

──他のクラブのユニフォームを着てみたいと思った事は?
「一度もない」

──クラブがジエゴ・アウヴェスと交渉してる事を知って不安にならなかった?
「不安にはならなかったよ。でもクラブが来季以降の話をしているのを聞いて不快な気持ちにはなったけど。まだ沢山の試合が残っている段階での事だったからね。その時はチームの競争力を上げるためとは思えなかった。僕らの仕事に対する敬意が欠けていると感じたよ」

──君の契約延長がまとまっていない段階でバレンシアは新たなGKと契約した。本当に不安にならなかったの?
「本当だよ。ずっと冷静だった。僕が意識していたのは週末プレーできるか、バレンシアでプレー出来る選手である事を証明できるかという事だけだ。不安定な気持ちになったりナーバスになったりはしなかったよ。それにサッカーの世界では今日、白だったものが明日には黒になるといった正反対の事がいつだって起こり得るものなんだよ」

──プロサッカー選手の不安定さを君はすごくよく理解していると思う。
「年を重ねるたびにわかってくる事なんだと思う。これは純粋な競争だ。今季、僕は居場所がないままシーズンが始まったけど、最後はプレーする事が出来た。そして今、僕は再びポジションを得るために戦わなくちゃいけない。僕らはひとつのポジションに何人もの選手を抱えているチームだ。そして、より良い方の選手がプレーする事になるんだよ」

──飛躍の一年を過ごした後、それを維持するために君には厳しい戦いが待ち構えている。覚悟は出来ているのかな?
「出来ているよ。僕は今季既に充分に苦しんだ。プレーできないままシーズンが始まったわけだから。レクレでずっとプレーしてきた後だったから余計にね。正直、クリスマスには自分がどうなっているかわからなかった。でも、2人のチームメイトがケガした事により僕はプレーする事が出来て、その後は物事がうまく進んだんだ」

──"我慢は成果を生む"と今の君なら言えるね。
「そうだね。我慢は時に精神的に堪えるけど、僕は自分に自信があった。第3GKとしてチームに残る事を決めた時から、簡単な一年にはならないと思っていたよ」

──昨夏、エメリはチームに3人のGKを置く事に頑なに拘った。そして、彼は"君は3番目のGKじゃない"という事をうんざりするほど繰り返し君に伝えていたよね(笑) このメッセージは君の心に届いていたのかな?監督のこの言葉を信じられた?
「レクレでプレーしていて、シーズン終盤に差し掛かっていた時に彼と話したけど、彼が僕に信頼しているという事をいつも伝えてくれていたのは事実だよ。でも僕は現実主義者だから、自分の立場はわかっていた。きっとどこかに行く事になるだろうなと思っていたんだ。でも8月に監督がGKを3人体制にすると言った。その時点で僕の前にはセサルとモヤが居たから、僕はプレーできる環境をもとめたんだけど、エメリが僕を戦力として加えたがっていた。それに、クラブからも移籍させるつもりはないと言われた。だから僕は残ったんだ」

──セサルとモヤの関係について教えてもらえる?
「2人とも偉大なチームメイトだよ。彼らと一緒に素晴らしい一年を過ごせたと思う。僕らの間にはとても大きな友情がある。時々、難しい関係になる事ももちろんあるよ。試合に出られるのはわずか1人で、出られない残りの2人は当然満足できないんだから。でも僕らはエゴイズムを捨てて、皆で同じ方向へ進んでいったんだ」

──モヤはレンタルじゃなくて完全移籍の方が彼にとっても良かったと思わない?
「僕はそれを答える立場には居ない」

──君はレクレにレンタルしていた。経験を得るためにバレンシアより小さいクラブへレンタル移籍する事を君はチームメイトに進められる?
「僕はそうして良い結果がでたからね。でも、そのシーズンもとても難しくタフな1年だったよ。重要な事はプレーして目立つ事だ。もしここでそれが難しいようであれば、それもありかもしれないね。すごく良い仕事が出来ても、試合で誰にも見てもらえない事にはあまり意味がない。シルバに起こった事のようにね」

──グアイタはジエゴ・アウヴェスより優れたGKだと信じてる?
「うん、もちろん!もし違っても大丈夫!」

──という事はグアイタがバレンシアのレギュラーだね?
「ふふふ(笑)・・・わからない(下を見てぼそっと)」

──今、何を考えてたの?
「うーん・・・僕がレギュラーじゃなかった時の事を思い出してた。友達が僕に"いつプレーするつもりなんだ?"とか"なんでプレーしないんだ"って尋ねてきてね(笑) 僕は何か言われるたびに"待ってれば良い事があるから"って答えてた。毎週毎週、同じ事を彼らは聞いて来てたよ。最後には僕が言った通りになったんだけどね」

──1年残っていた契約が2015年まで延びた。試してみよう。目を閉じて、昨年の8月を思い出してみて・・・(静かになる)。当時から契約延長の事を考えていた?
「ノー。さっきも言ったけど、この仕事をしているとあらゆる事が起きる可能性があるんだ。最も大切な事は全力で働く事と今を生きる事。何故なら全てがその仕事によって決まるわけだからね。僕自身の希望はその時と変わらないよ。地元のチームでプレー出来る事を僕は誇りに思っているから」

──ファンは君がいつでも冷静さを保っている事を賞賛している。これは君の本当の姿?
「そうだね。皆それぞれのキャラクターがあると思うんだけど、僕は今まで悪い事をした事はないかな」

──GKは試合中、誰よりも自分の感情をコントロールする方法を知らなければいけないんだよね?
「うん、それはできないとダメだ。GKは守備時に最後の判断を下すポジションであり、ひとつの迷いがとても高い代償を払う事になる」

──チームのキャプテンになりたい?
「バレンシアーノにとっての憧れだからね。慣れたら素敵だけど、僕よりも相応しい仲間が沢山居る。それと、個人的にブレスレットはフィールドプレーヤーが付けた方がいいと思ってるんだ。抗議する時とか審判の近くに居た方が都合いいし・・・」

──ビセンテとセサル。既に2人のチームメイトが契約を終えてクラブを去った。いろいろな噂が出てるけど、どのくらいの選手がチームを去ると思う?
「そんなのわからないよ。全ては7/7にチームに戻ってからだ。もしかしたら僕が皆にさよならを言う事になるかもしれないよ。何が起きるかは誰にもわからないわけだからね」

──嘘でもそんな事言わないでよ。
「ごめん(笑) ジョークだよ」

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