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クラブがエメリ監督の契約延長の準備を始める

今季の3位が確定した事もあり、クラブは昨日17日の午前中に来季のプロジェクトについての話し合いをするための役員会を行ないました。

このプロジェクトの最初の枠には来季の監督の名前が書き込まれますが、クラブの役員・理事は今季のチームの成績を評価し、そこに「ウナイ・エメリ」と書き込む事を決めたとの事。既にジョレンテ会長は今日18日にもエメリ監督の契約延長を議題とする臨時の株主総会を行なう事を決めており、技術秘書のブラウリオもそこに向けてのレポートを作成しているようです。クラブは昨夏、既にエメリ監督の契約延長の条件として「リーグ戦で3位以上になること」を掲げ、株主の承認を得ています。そのため、今日行なわれる総会でも問題なく承認されるでしょう。

契約の条件面については、総会終了後にジョレンテ会長とブラウリオの間で詰めていく事になりますが、基本的には昨夏同様「3位以内に入ること」というノルマがつけられることになるでしょう。それに加え、チームの守備面の改善、カップ戦で昨季より上の成績を目指す事、という内容が、ノルマではないものの「取り組んでほしい事項」という形でエメリ監督に提示されると見られています。

しかしながら、エメリ監督がこのオファーを受け入れるかどうかは不明です。クラブがエメリ監督に強い信頼を示していないためです。

エメリ監督は"2つの異なるチーム(昨季と選手が大幅に入れ替わっているという意味)"を率いて、ウルグアイ人のビクトル・エスパラゴ監督が率いていた1988/89、1989/90シーズン以来となる2年連続で3位以上という成績を収めました。クラブはこの成績を評価し、契約延長をオファーしようとしていますが、1年の契約延長というのは一般的に、優秀な成績を収めた監督に対する評価としては相応しくありません。エメリ監督への信頼を表すのであれば、クラブは最低でも2年の契約を提示するべきです。

監督にとって、クラブの信頼がない中で仕事を続ける事は非常に困難な事です。実際にレバンテ戦後の会見でバスク人監督は、契約延長のオファーが来ても「受け入れるかどうかはまだわからない」と語っています。

クラブからの信頼が得られない中、エメリ監督がこのオファーを受け入れるとしたら、バレンシアのプロジェクトの魅力がそれを上回った時でしょう。今季のチームはまだ成長の余地を大きく残しており、彼はこのチームと共に再び欧州の舞台に挑戦出来る事に魅力を感じています。エメリ監督の代理人のイニャキ・イバニェス氏はエメリ監督がバレンシアを追われた場合に備えて複数のクラブへの売込みを含めた交渉を進めてきましたが、来季のバレンシアでのチャレンジが、彼らの中で最も良いプロジェクトである事は確かです。

サラゴサ戦、レアル・マドリー戦における大敗は、ジョレンテ会長をはじめとした多くのクラブ関係者を激怒させましたが、リーグ戦11試合無敗という後半戦の快進撃とビジャレアル戦の大勝劇の余韻、そして3位という成績が会長の気持ちを動かしました。ジョレンテ会長はエメリ監督に手を差し出す用意が出来ており、後はエメリ監督がその手をとるかどうかです。そして彼がその手をとった時、彼はアルフレッド・ディステファノ以来、クラブ史上3人目の4期目を務める監督として、バレンシアの歴史に名を残すことになります。

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