バレンシアがセサルとの今季いっぱいで切れる契約を延長しない場合、ビジャレアルがセサル獲りに動くだろうとASが報じています。

バレンシアの来季のGKのポジション争いは、グアイタの成長とジエゴ・アウヴェスの獲得、まだ契約が残っているモヤの去就が未定である事により、今季以上の激戦となる事が既に予想されています。そしてジョレンテ会長はトップリーグでプレー出来るGKをチームに4人も抱えるつもりはなく、モヤかセサルのどちらかを放出する移行を固めています。クラブはモヤを放出したがっていますが、モヤの移籍先が見つかっていない今、退団の可能性が高いのはセサルの方です。

現在39歳のセサルはまだまだ現役引退する気はないようで、来季も出来るだけ高いレベルのリーグでプレーする事を希望しています。セサル自身のファーストオプションとしてはバレンシアに残る事ですが、それが実現しなかった場合にビジャレアルから正式なオファーが届けばセサルはこのオファーに高い関心を示すはずです。

ビジャレアルが近年安定して良い成績を収めてきた事、来季のCLの出場権を得ている事、そしてビジャレアルのファン・カルロス・ガリード監督とセサルが良い関係を築いている事は、セサルにとって大きなメリットになります。また現在バレンシア市内にある自宅から通える事も、セサルの背中を押す要因のひとつになるでしょう。

9月に40歳となるコリア出身のGKはバレンシアに住み続ける事を希望しており、セサルの代理人はこれまで数週間に亘りレバンテにセサルを売り込んできていました。しかし今回の一報により、この交渉を進める必要がなくなるかもしれません。

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