GK　セサル、モヤ
CB　ダビド・ナバーロ、スタンケヴィシウス、リカルド・コスタ、デアルベルト
SB　ミゲル、ブルーノ、マテュー、ジョルディ・アルバ
CH　アルベルダ、トパル、バネガ、ティノ・コスタ
SH　ホアキン、マタ、ビセンテ
FW　アドゥリス、ソルダード、ジョナス

グアイタは再びウイルス性の発熱をぶり返してしまい、招集外となりました。ティノ・コスタは復帰、パブロ、ナチョ・ゴンサレスが負傷、マドゥロとドミンゲスが戦術的理由による招集外です。

そして大方の予想通りビセンテが29節のセビージャ戦以来、約2ヶ月ぶりに招集されました。20名の招集なので、最終的にこの中から2人がベンチ入りメンバーから外れますが、ビセンテが外れる事は無いでしょう。そして高い確立でこの一戦がビセンテのバレンシアでのラストマッチとなります。

この一戦も前節同様4-4-2(4-2-3-1)でのスタメンが予想されています。GKはセサル、DFラインはミゲル、ナバーロ、リカルド、マテュー、中盤はアルベルダとバネガのピボーテで両翼がマタとホアキン、FWがソルダードとジョナスでジョナスは少し下がり目の位置にポジションを取るとみられています。チームの目標である3位が確定していない事もあり、ビセンテは試合終盤からの出場になるとみられています。それまでに勝利が決定的となるスコアにしておきたいですね。

バレンシアはあと勝点1で今季の3位が確定しますが、「勝ってシーズンを締めくくる(エメリ監督)」「メスタージャでは100％以上の力でプレーする。無様な試合は出来ない(ソルダード)」など、サラゴサ戦、マドリー戦、ビジャレアル戦(国王杯)、シャルケ戦(CL)の苦い思い出を忘れさせるべく、チームはメスタージャのスタンドに勝利をプレゼントしたがっています。

バレンシアは勝てば2年連続での勝点70到達となります。2年連続と言うのは2001/02と2003/04に勝点70超えを果たしたベニテス監督も達成できなかった記録です。

しかし、この試合で勝利を目指しているのはバレンシアだけではありません。残留がほぼ決定的なレバンテですが、この一戦に対しては非常に高いモチベーションを維持しています。何故なら、過去にリーグ戦でのメスタージャでのレバンテとのダービーは今回が6度目となりますが、過去5試合、レバンテは一度もバレンシアに勝てていないためです(バレンシアの4勝1分)。「メスタージャで勝てたらこんなに嬉しい事は無い。グラノータ(レバンテファン)は、未だかつて、スエシア通り(メスタージャのある通り)を勝って歩いた事が無いんだ」とレバンテのルイス・ガルシア監督も語っています。

ちなみに今回のバレンシアダービーでプレーする可能性のあるバレンシアーノは12人に居ます。レバンテの方はイボーラ、ファンフラン、セーラ、パジャルド、ロダス、トーレス、バジェステロスの7人。バレンシアではナバーロ、デアルベルト、アルベルダ、ソルダード、そしてこの試合の主役になるであろうビセンテの5人です。