サンプドリアがスタンケヴィシウスに契約延長を提示
スタンケヴィシウスのレンタル元であるイタリアのサンプドリアがスタンケに契約の延長を提示したようです。
スタンケとサンプドリアの契約は2012年まで残っており、当初、この契約は延長される事はないと見られていました。しかし、バレンシアでレギュラーを奪取し、活躍しているスタンケを見てサンプドリアも考えを改めたようです。しかし、現在バレンシアが150万ユーロでの買取オプションを保持しているため、バレンシアがオプションを行使しない場合に、サンプドリアのオファーが生きるという事になります。
この動きを受けて、スタンケの代理人であるグラツィアノ・バッティスティーニ氏が2~3週間のうちにバレンシアを訪れ、スタンケに対するクラブの評価、オプション行使の可能性などについて会談の場を持つとの事です。
今季、スタンケはCLにこそ出場できないものの、直近のリーガで8試合連続(国王杯を含むと10試合連続)でスタメンに名を連ねるなど、レンタルでの加入ながら既存のCB陣(ナバーロ、デアルベルト)よりも高いエメリ監督の信頼を勝ち取っています。
また、クラブはパフォーマンス面に加え、決して高くない給与でこれだけの働きをしているという点でもスタンケに満足しています。フランス代表DFラミの獲得により、来季バレンシアのDF陣の中から誰かが放出されるのは確実と言われていますが、クラブがスタンケを手元に残すという決断をする可能性は高いといえます。
バッティスティーニ氏の話によると、スタンケにはサンプドリア以外のイタリアのクラブからも問い合わせが来ているそうです。しかし、レンタルという言わば一時的にチームをサポートするための役割であるにもかかわらず、スタンケ本人はバレンシアのユニフォームを着続ける事を望んでおり、昨季セビージャで起きた事と同様の事態が起きた場合に、イタリアに戻るつもりで居るとの事です。
クラブはスタンケのオプションについて、まだ何の決定もしていません。しかし、これらの動きによって、その決断をする時期が早まる可能性があります。スーペルのアンケートでは実に87%の人がスタンケのオプションを行使すべきだと答えました。もしクラブがオプションを行使する場合、スタンケはクラブと新たに2~3年の契約を結ぶでしょう。