GK　グアイタ、サウール
CB　スタンケヴィシウス、ダビド・ナバーロ、リカルド・コスタ、デアルベルト
SB　ミゲル、ブルーノ、ジョルディ・アルバ
CH　マドゥロ、トパル、ティノ・コスタ
SH　ホアキン、パブロ、ビセンテ
FW　ソルダード、アドゥリス、ジョナス、ドミンゲス

ビセンテが復帰しました。バネガが出場停止、マテューは発熱で今週3日自宅療養となるなど、思うように練習に参加できなかった事により招集外となりました。マタ、アルベルダ、セサル、モヤが負傷、イスコが戦術的理由により招集外です。19名の招集という事で、ひとりベンチから外れる事になりますが、コンディションがまだ整っていないと言われているジョナスがそのひとりになりそうです。

気になるフォーメーションですが、練習ではトパルとティノ・コスタのピボーテを試していたようで、エルクレス戦で効果的に機能した4-3-1-2はバネガの不在により今回は見送られる事になりそうです。となると、4-4-2もしくは4-2-3-1が有力となります。どちらのシステムでも両翼のホアキンとパブロ、FWアドゥリスが確定、ソルダードかドミンゲスがシステムに応じて入る事になるでしょう。というのが一般的な予想。

招集リストに注目すると、CBが4人も招集されている点がポイントとなります。CBを4人招集したのは15節のオサスナ戦以来の事で、この時は出場可能な選手全員を招集したため4人となっていました。強力な2トップを擁する強豪とのアウェーゲームという事もあり、国王杯ビジャレアル戦以来のウイングバックを使用した3-4-3(5-2-3)という布陣が見られるかもしれません。その場合、3人のCBはスタンケ、ナバーロ、リカルド、ウイングバックはミゲルとアルバとなりそうです。

さらに野心的な予想をすると、前の3人の組み合わせがこれまでの両ウイング＋1トップではなく、トップ下＋2トップという考え方も出来ます。これは、ここ数試合好調を維持しているドミンゲスと2人のFWを生かすための布陣です。アトレティコのキケ・フローレス監督はこれまでのバレンシアの3-4-3は研究しているかもしれませんが、もしこの新たな3-4-3システム(3-4-1-2とも5-2-1-2とも言える)が使用された場合、90分の間に新たな対策を考えなければならなくなるでしょう。

エメリ監督はこれまで、キケ・フローレス監督のチームに一度も勝てていません。しかし、現在のアトレティコはお世辞にも好調を維持しているチームとは言えません。悪しきジンクスをここで断ち切りたいところです。