先日リーガの裁定委員会がダビド・ナバーロに下した2試合出場停止という処分が覆ることになりました。

リーガの裁定委員会は、アルベレス・イスキエルド主審が自らのミスを認めたことを踏まえてバレンシアからの上告を認め、処分の撤回をクラブ側に告げたようです。

マッチレポートによると、アルバレス・イスキエルド主審は、ナバーロに対し、イエローカードを提示した後、ダイレクトレッドカードを提示しました。これはイエロー2枚による退場処分とは異なります。しかしイスキエルド主審は、この処分の後に「ダイレクトレッドカードではなくイエローカードを提示すべきであった」という報告を裁定委員会に送りました。

ここがポイントになります。裁定委員会は今回の処分決定時に、レッドカードに対して2試合停止という処分を下していました。そして、同時に最初のイエローカードを実用的な目的で使われたものとして判断し、警告処分としてカウントしませんでした。
そこに、イスキエルド主審からの報告があり、レッドカードがイエローカードに替わりました。

ナバーロの立場から見ると、最初のイエローカードは処分の対象外になったので、ラシン戦では実質イエローカード1枚のみ受けたことになります。そしてこのイエローカードはナバーロにとって今季6枚目となりますので、累積警告による出場停止の対象にもなりません。そのため、次節エルクレス戦への出場が認められるようです。

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