バルサ戦を振り返って、また、水曜日のレンジャーズ戦に向けてのインタビューです。

イニエスタのゴールが試合のキーになった？
「前半は完璧に僕らのペースだった。前線へのプレッシングも効果的だったし、ボールを支配する事もできた。パブロの2点目のチャンスも作り出したしね。1点リードという形で試合を折り返せたから手応えはあったんだ。だから、後半始まってすぐの失点は本当にショックだったよ。再び強いメンタリティを持って戦うつもりだったけど、想定外の失点で気落ちしてしまった面はあると思う。彼らはそこを突いてきたんだ」

失点の影響が大きかったわけだ。
「メンタル面の要因はとても重要だ。追いつかれた後は、彼らが先手をとって攻めてきた。そして彼らがボールを支配するようになり、僕らはボールを持てなくなったんだ。バルセロナは中盤でずっと優位な状態を保ち続けた。前半よりも両サイドで危険な状態を作られる事が多くなり、僕らは苦しむ事になってしまった」

イニエスタのゴールは、君と彼が最初にマッチアップした後に生まれたものだったよね？
「うん。それは後半に入って、彼が中盤にポジションを変えたからだ。前半、彼は左サイドでプレーしていて、僕らは良い対応が出来ていた。それがキーだったんだ。僕らは、イニエスタがボールを持つととても危険だという事を知っている。だから僕らはサイドで2対1の状況を何度も作り出していたんだ。これは論理的な戦い方だと思う。実施それで僕らは前半優位にたっていたわけだからねでも、僕らはプラスの面も見ないといけない。チームの状態は良いし、試合には負けたけど納得出来る要素もあった。もう頭は水曜の試合に切り替わっているよ。それも僕らにとって大切な試合だからね」

バルサ戦の敗戦はチームにとって一歩後退？
「いやいや、とんでもない。僕らは試合に負ける事もあるってわかってるから。重要なのはこの次のホーム2連戦(マジョルカ、サラゴサ)に連勝する事だ。それにバルサ戦での僕らの前半の出来はすごく良いものだったしね」

この敗戦がCLの試合に影響を及ぼす事は？
「それもないよ。試合に負けたけど、僕らは自分たちの出来には満足してるんだ。歩みを止める必要は無い。水曜の試合でも僕らは精一杯プレーし、僕らが順調だという事に疑問を持つ人がいなくなるようにしてみせるよ」

スペインとスコットランドの代表戦は見た？レンジャーズの選手が沢山プレーしていたけど。
「うん。見たよ。とても参考になる試合だった。彼らのファンのすごい熱気は僕らにとってマイナスの要素になるだろうね。でも、僕らはどんな試合でも、自分たちの良さを前面に押し出して今の好調を維持していくつもりだ。良い結果を残せるように頑張らないとね」

パブロとアドゥリスもスコットランドに行っていた。彼らは何か得ているのかな？
「この試合が高いフィジカル能力が必要とされるものだという事を知っているはずだ。相手はとてもハードなプレスをしてくるからね。でも重要なのはしっかりと団結し、自分たちの持ち味を見せることだ。僕らは落ち着いているし、その問題を解決するための準備は出来ているよ」

失敗する余裕はないよね。
「ない。これは4チームによる戦いで、良い結果を残す事が何よりも大事なんだ。ここで勝てば次のラウンドへ向けての大きな一歩になる。それはその次のホームでの一戦も同じだ」