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ミゲルのインタビュー

残念ながら12日の練習中に負傷してしまったミゲル。ちょうどその日に行われたインタビューの内容です。

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チームは今季、良いスタートを切れたね。
「ここまでの出来は、僕が今まで見てきた中で、最も良いシーズンだと言えるかもしれないね。チームは良い戦いをしているし、全員が素晴らしい仕事をしてる。仲間と共に働く事をすごく快適に感じられているし、すごく幸せだよ」

今季の君のフィジカルの状態は素晴らしい。今までに無いくらい充実して見えるよ。
「それは良いプレーをしたい、出来るだけ多くの試合、多くの時間プレーしてチームを助けたいという意気込みの現われかもしれないね。僕はもう晩年に入った。だから自分が続けられる限りサッカーを楽しみたいんだ」

年齢がポルトガル代表を引退した理由?
「うん。簡単な決定じゃなかったけどね。でもそれとは別の理由もあって、この2年半いろいろな事がうまくいってなくて。僕は代表で評価されていると感じていなかった。それが苦しかったから、代表チームを離れる事にしたんだ」

ウナイのローテーションは君が100%の状態を保つのに良い効果を生んでいると言えるのかな?
「僕はちょうど良く感じている。でも普通はチームの全ての試合に出たいと思うよね。まぁそんなのは確実に不可能なんだけど。ご存知の通り、今季の僕らは常にチームに変更を加えている。3つのコンペティションに参加していて、今は1ヶ月でとても沢山の試合をこなしている厳しい状況だからね。僕のポジションは、ブルーノと僕でしっかりと回していきたいと思ってるし、もし僕らがダメでも誰かしらがそのポジションでプレーするはずだよ。僕らは自分たちのチームの長所を知っている。全ての試合で僕ら2人のどちらかがプレーするというわけじゃないよ」

幸い、今季はスタメンの11人が変わってもチームの出来が変わっていない。
「チームはとても順調だよ。結果が全てを証明してる。今季の僕らは若い選手と経験豊富な選手がミックスされている。これがとても重要な事だと思うんだ。それに加えて、ほとんどのメンバーが3~4年一緒にプレーしてきた選手たちで、お互いをよく知っているのも大きいね。ここまでは全ての試合で良い働きをしてきた。このままの状態が続く事を願ってるよ」

プロとして残された時間をどのように楽しむか、とか君の周りのベテラン選手たちからアドバイスしてもらったりした?
「僕は昔のチームメイトたちが引退するときの苦悩を見てきた。30歳を過ぎたら何もかもが早く進むという事を彼らからずっと聞かされてきたからね。残りの数年間を最大限に楽しめるよう努めるつもりだよ。可能であれば、バレンシアで何らかのタイトルを獲りたいな。それがサッカーの世界では最も美しいことだからね」

具体的にあと何年間プレーするつもりなの?
「それはわからないな。この年齢になってくると、ケガやフィジカルコンディションの状態も影響してくるだろうし。でも34歳かそれ以上はプレーしてるんじゃないかな。あぁ、でもわからない。考えないようにしよう」

バレンシアとの契約は来季までだ。そのとき君は32歳になっているわけだけど、ここでキャリアを終えるつもりなのかな?
「ここで引退するのが僕の夢だから、契約を更新する事には問題は無いよ。環境を変えたいとは思ってない。僕はここに到着してから、偉大なチームで偉大なプロジェクトと共に快適に過ごしているんだ。もしクラブが、僕をチームに残してくれたらとても嬉しいね。僕はここで6年も過ごしているから、もう毎日が家に居るような感覚なんだよ。バレンシアという街も気に入ってるし、家も友達もこの街にある・・・僕には変化は必要ないんだ」

アングロマとカルボーニはそれぞれ33歳、34歳でこのクラブに来て、それからもしばらくクラブに残った。
「それは特別なケースだよ。カルボーニとは彼の最後のシーズンに一緒にプレーする機会があったけど、あの年齢で驚異的なフィジカル能力を持ってたよ。38歳とかでプレーを続ける事ができる彼らのような選手を心から尊敬するよ」

こういう事って、ビセンテやホアキンくらいの年齢の選手たちが考え始めるのかな?
「全ての選手が僕らくらいの年齢になった時にそう考えてくれる事を願うよ。そして、ビセンテやホアキンに加えてアドゥリスもだね。僕らは多くのものをチームに与えられるはずだから」

そして、君にはセサルという例も居る。
「彼は素晴らしいとしか言いようが無いよ。偉大なチームメイトだ。そして決して黙らない。彼はいつでも話していて、ロッカールームを元気付けてくれているよ」

バレンシアで6年目を過ごしているわけだけど、ここが何故君の人生のクラブだと感じたの?
「僕の人生で最も長く過ごしたクラブだからだよ。5年過ごしたベンフィカよりもね。僕はバレンシアを助けたいし、チームの悩みの種にはなりたくない。僕にはいろいろな事ができると思うんだ。たとえば若い選手や新加入選手たちに、僕のこれまでのサッカー人生で得た経験を教える事で、彼らの助けになれるはずだ」

でも君は毎年移籍の可能性が報じられるよね。
「僕はいつだって落ち着いている。バレンシアにオファーが届いたり、僕を売ろうとする話もあった。でも僕は一度だって、それらの話に気持ちが傾いた事はないんだよ。僕は自分が話すべき人(代理人)と話して、僕の考えを伝えた。もしクラブが僕を売りたいならば、それは仕方ないからね。クラブと話してその成り行きを見守るつもりだった。僕がチームに残れるか否かは心配はしてなかったよ。今日と明日で所属クラブが違うというのがサッカー選手の人生だから」

でもここを去るのはツライ事なんだよね?
「うん。少しでも長くここに居たいのは本当だからね。25歳でここに来た時から今まで、他のクラブに移籍したいという願望はなかったよ。だって僕は今も偉大なチームに居るんだから。確かに近年の僕らはそれほど多くのものを勝ち取っていないよ。国王杯を一度手にしただけだ。でもバレンシアは、これまでの歴史を振り返ってもスペインの強豪であり、欧州の強豪である事は間違いない。これからもチームとして成長し、自分たちの仕事に満足のできる形でシーズンを終えたいね」

まだ6節が終わっただけだけど、我々は今の君たちの成績を真に受けていいのかな?
「バレンシアは偉大なクラブで、僕らは自分たちの仕事に誇りを持っている。いつでも真剣に受け止めてもらうべきだし、しっかりと評価して欲しい。まだ多くの試合は残っているけど、僕らがリーグ戦で一度も負けていない事と、君たちに強さを感じさせているのは事実だ。良い形でスタートすることも重要だと思うけどね。今、僕らはカンプノウでの試合を控えている。でも不可能な事は何も無いんだよ」

でも本当にタイトルを争えるだけの力がチームにあると思ってる?現実的にはCLの出場権を確実に得る事を考えないといけないんじゃないかな。
「僕らは一歩一歩進んでいくべきだ。現時点では確かにタイトルについて話すのは早すぎるかもしれない。でも正直に言って、僕らは何かを勝ち取れる力のあるチームだと思ってる。皆はバルサとマドリーの話しかしないけど、リーガにはセビージャやビジャレアルのようなチームもあって、本当は彼らもその話題に登場するべきなんだ。でも、それは僕ら次第でどうにでもなるはず。僕らが自分たちの仕事に専念してもっと力を付けていけば、自然とその話題の中に僕らの名前も出てくるだろうからね」

今季のリーガは昨季より混戦になると思う?
「昨季のように異常なシーズンにならない事を願うよ。異常?もちろん2強の勝点が普通じゃなかった事だよ。昨季の僕らは素晴らしいシーズンを過ごしたし、僕らが勝つべき試合で、そうならなかった試合もいくつかあった。それでも僕らは勝点73を獲得した。これは充分満足できる数字だし、普通のリーグ戦だったら優勝に手が届いていたはずだ」

バルサ戦で良い結果を残せたら、皆が今季のバレンシアは本物だと認めてくれるんじゃないかな。
「今季の彼らは過去2年ほど良いスタートを切っていないけど、それでも彼らはバルセロナだ。アトレティック戦のような素晴らしい勝利を残したい。良い結果を残せるよう願ってるよ。そして、3位以内を維持してみせる」

ビジャとの対戦だ。
「アイツとは5年間同じロッカールームで過ごしたからね。やっぱり特別な感情があるよ。偉大なチームメイトであり、偉大なプレーヤーだった。そして、偉大なチームに移籍した。世界最高のクラブでプレーするのに相応しいヤツだよ。バレンシアにも多くの利益をもたらしてくれたしね。でもバルサの選手はやっぱりバルサの選手だ。アイツの幸運を祈ってるけど、僕らの前ではうまくいかないように願ってるよ」

監督の話をしたい。君の同胞のモウリーニョについてだ。
「彼がベンフィカでコーチを始めた時に、4ヶ月だけだけど一緒に過ごした。あれからいろいろな事が変わったけど、偉大な人である事は間違いないよ。彼の仕事のやり方を好きじゃない人は沢山居ると思うけど、僕は彼をリスペクトすべきだと思う。個人的には彼との間に問題は何も無いよ。愉快な人で、彼と一緒に過ごした時間は本当によく笑ったしね」

エメリとの関係は普通?そうでもない?
「ウナイと一緒に働くのは3年目だ。彼が要求している事、彼がチームにどのように貢献して欲しいと思っているか、というのはもう理解しているよ。僕はいつでも監督の決定を尊重するし、彼の要求どおりにプレーする準備は出来ている。望まれるならば、全ての試合でプレー出来る状態だ」

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