サッカーの世界に飛び込んだのはいつ？
「とても早くからサッカーをやってましたよ。5歳の時に、僕の故郷ベナルマデナのチームで。当初、僕の年齢では幼すぎてプレーさせてもらえないはずだったんですが、監督が僕のプロフィールを偽造してくれて、2歳上の人たちと一緒にプレーする機会をもらえたんです」

ほとんどの時間でサッカーに染まっていたのかな？
「ええ、ほとんど。母がボールを買ってくれて、いつも母と一緒に遊んでました。他のおもちゃは全然欲しくなかったな」

レジェス・マゴスには何をお願いしたの？
「サッカーボールですね」

君のサッカーへの情熱は幼い頃から家庭内がそういう環境だったからなのかな？
「ええ。僕が幼い頃から、父も兄もプレーしてました。兄からは沢山の事を教えてもらったので感謝しています。兄が僕より年上の友達とプレーする時によくその仲間にも入れてもらいました。兄はマンチェスターで長い間プレーしていたんですが、ユースチームの一番上のカテゴリまでは行けませんでした」

君は僅か14歳で故郷を離れてバレンシアと契約した。それを決めたときはどんな心境だったの？
「とても難しい決断でした。14歳でバレンシアからオファーを受けるなんて想像した事が無かったですから。ここに来て最初は大変でしたよ。でも目標を実現させるためにはリスクを冒さなければならない。もしここで成功できたら、苦しんだ価値があるというものです」

ずっとサッカー選手になりたいと思ってきたの？
「はい。子供の頃からずっと。そのためにこれまで働いてきました」

バレンシアでの毎日の生活はどんな感じ？
「朝は静かに起きて、朝食をとり、練習のためパテルナに行きます。午後は男女問わず友人たちと一緒に自由に過ごしますね。学校の勉強をしなくて良くなったので、最近はサッカーに集中しています。それと、以前はバレンシアに住んでたんですけど、今はマス・カマレナに父と一緒に住んでいます」

家族が近くに居てくれるとやっぱり助かる？
「実家を離れてから、家族には本当にたくさん助けてもらってきました。故郷から遠く離れて暮らしてる僕にとって、家族が近くに居てくれるのはとても大きいですね」

今季は良いスタートを切れているね。
「良いですね。チームとしても個人としても、物事がすごく順調に進んでいます」

8試合で6ゴールというのは良い成績かな？
「はい。良い数字だと思いますよ。ゴールを決める事はチームを助ける事にも繋がっていますし。チームが良い状態であるという事は、選手たちの良い状態である事になりますから、この調子を維持していきたいですね。そして勝利を積み重ねていきたいです」

トップチームと一緒のプレシーズンでどんな経験を得られた？
「最高の日々でした。練習でも沢山のことを学びましたし、経験豊富な選手たちと一緒にプレーできました。本当に貴重な機会だったんです。そして今も、僕らはトップチームと一緒に練習できるチャンスがくる日を待っています」

トップチームとの練習で何を学べた？
「強度、プレースピード、ボールのリズム、判断力・・・ひとつひとつのプレーのレベルが全く違いますね」

カンテラの選手たちにとって素晴らしい機会なんだ？
「はい。全ての練習が夢のようでした。アルベルダやビセンテ、ホアキンらと一緒に過ごした事が僕らにとってとても重要な事なんです」

チームの中から見てバレンシアの調子はどう？
「良いですよ。良い形でシーズンをスタートさせました。皆プレシーズンからずっと素晴らしい仕事を続けていますし、首位に値すると思っています。この成績は皆が良い仕事をしている事に対する成果じゃないですかね」

イスコ、君はエメリに起用された若手選手の一人だ。それは君にとって何を意味するのだろう？
「僕にとって最も重要な事は、トップチームの監督の構想に入る事です。そのために働き続けているんです」

今期中にトップチームでデビューするつもりで居るの？
「ええ、もちろん。実現したらすごく魅力的でしょうね」

その瞬間をどう想像する？
「常にその事ばかり考えてるわけじゃないですよ。あまり考えすぎると、そのプレッシャーで神経質になっちゃいます。冷静で居る事が大事なんです。いずれ行かなくてはならない時が来るでしょうから」

エメリからは何て言われてるの？
「一生懸命に働き、練習を続けなさい。人は献身によってチャンスをつかむ事ができるのだから」

トップチームの選手たちは君に何かアドバイスしてくれた？
「はい。常に穏やかな人間で居なさいという事、いつでも冷静にプレーしなさいという事、自分が知っている事だけをしなさいという事を言われますね」

誰と仲が良い？
「ティノ・コスタ、バネガ・・・皆と良い関係を保っていますよ」

君のアイドルは誰になるのかな？
「僕がいつもお手本にしてるのはシルバとイニエスタですね。彼らの動き方とポジショニングは参考になります」

自分をサッカー選手として定義すると？
「僕は挑戦する事が好きですね。自分の思い描くプレーに到達したいです。そしてゴールも決めたい」

夢は？
「バレンシアに自分のキャリアを捧げたいですね」