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元バレンシアのシルバのインタビュー

UELユヴェントス戦前にスーペル誌に掲載されたインタビューです。抜粋。

加入して1ヶ月で、最初のゴールを決めた(ザルツブルグ戦)。新しいチームでの初ゴールは自信になった?
「ええ、少しずつ手応えを感じています。新しい環境に適合するのはやっぱり難しいですけど、今はコンディションも良くなってきていますし、少しずつフィットしてきてる気がしてます」

ユベントス戦でもゴールを決められるかな?
「それよりも勝ちたいですね。もしまたゴールを決められる運があればそれは素晴らしい事ですけど、大切なのは勝点3を獲ってこの大会に残り続ける事ですから」

マンチーニ監督との関係はどう?
「僕がチームに加入して以来、監督は常に僕を信頼してくれています。今夏、僕はフィジカル面で問題を抱えていました。それは代表に合流していたことや長距離の移動があったこと、そしてマンチェスターに来てからほとんど練習をする時間がなかった事が関係していると思います。でも今はフォームを取り戻してきてますし、少しずつ良い状態に向かっていると思います」

キャプテンのテベスとの関係は?
「いいですよ。とても(笑) 今、僕は英語も習い始めたとこなんですけど、まだマスターしていない事もあって、他の仲間とコミュニケーションを取る時も彼の事を頼りにしています。今の僕にとって一番大切な事は他の仲間とコミュニケーションを取るために英語をマスターする事です。それができれば、あらゆる事が前向きに進むんじゃないですかね」

メスタージャのどんなところを新しいクラブに持っていきたい?
「ファンですかね。メスタージャでは、僕はまるで自分の家に居るかのように、皆に大切にしてもらいました。でもシティのファンも、僕がここに来てからそれほど時間を過ごしていないのに、僕を大切にしてくれています。これは僕にとって重要な事ですね。どんな環境下でも、最初の一年、最初の一ヶ月というのは難しい問題だらけですから」

今季のバレンシアはバルセロナやマドリーと共にタイトル争いの候補になり得ると思う?
「そう望んでいます。彼らは偉大なチームで、素晴らしい補強をしました。今現在、彼らが好調な事はとても嬉しいですし、この調子を出来るだけ長く維持してもらいたいと思っています。出来る事ならシーズンの最後まで今の位置(リーグ首位)に留まっていてもらいたいですね。もちろんマドリーとバルサもその位置を狙っているでしょうけど、バレンシアもタイトル争いに入っていけると思いますよ」

何故、バルサやマドリーじゃなくてシティにしたの?
「その時、最も熱心に僕に賭けてくれたチームだからです。彼らは僕の全てを信頼してくれました。だから、僕はこの新しい冒険に挑戦してみたいと思ったんです。僕はサッカー選手としてだけではなく、人としても豊かな人間になりたいんです」

不安はなかった?
「なかったです。僕にとって興味深い話でしたし、素晴らしいチャンスだと思いました。それにスペインのクラブからは彼らほど熱心なオファーが来なかったんです。だから迷いませんでしたね」

プレミアとリーガの違いは?
「スピードですね。全体的に見てプレミアの試合展開はスペインよりはるかに速いです。スペインでは戦術やボールポゼッションが常に重視されていますが、ここではどれだけスピーディーにゴールを奪うかを求められています。それとスタジアムの雰囲気がすごいですね。ファンはどんな時も僕らを励ましてくれますし、常に僕らをリスペクトしてくれます」

CLの決勝でシティを見られるにはどのくらい時間がかかるだろう?
「それはわからないですけど、そのためにチームは存在してますし、メジャータイトルを獲得するために僕らは戦っています。出来るだけ早くその時が来て欲しいですね」

プレミアでプレーするスペイン人選手とは一緒に過ごしたりしてる?
「いえ、まだ誰とも会ってないんです。そういう時間がほとんど取れなくて。まず家の中のことでやらなきゃいけないことが沢山あるんですよ。代表だけじゃなく、チームでも遠征が本当に多いから進まなくて。でも落ち着いてきたら、割と近くに居るエル・ニーニョ(トーレス)やペペ(レイナ)らとも会いたいですね。セスクはちょっと遠いかな。でもいつかロンドンも訪れてみたいと思ってます」

君はサッカー選手じゃなかったら何になっていたんだろう?
「ふふふ、どうでしょうね。幼い頃から僕の人生はサッカーと共にあったので想像できないですね。考えた事もないですし。僕は常にスポーツの世界で生きてきて、自分の人生をプロの世界に捧げる事ができている幸運な人間なんだと思います」

欧州選手権とW杯を制したわけだけど、まだ成長したいという意欲はあるのかな?
「もちろん。自分のクラブでタイトルを獲得し、素晴らしいシーズンを過ごしたいと思ってます。そして代表でももう一度優勝できるよう挑戦していきたいですね」

EURO2012への道は見えている?
「全ての対戦相手が僕らに勝つつもりで挑んでくるわけですから、道程はすごく険しいと思います。でも、今の戦い方を続けていければそれを実現する事も可能です」

イニエスタやセスク、そして君のような才能のある選手たちは今のスペインのユースから出てくるかな?
「ええ、良い選手は沢山居ますよ。例えばバルセロナのチアゴ・アルカンタラとか、マドリーのセルヒオ・カナーレスとか。他にももっと沢山の選手が出てくるはずです。スペインのカンテラは常に良い選手を繰り返し輩出してきました。その証拠にヨーロッパと世界を制した後、スペインのサッカーは今まで以上に注目されていますからね」

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