UEFA CL:ブルサスポル戦 マッチ・プレビュー
対戦を控えて両チームの監督のコメントです。
ブルサスポル:サーラム監督
「バレンシアは何年にも渡ってヨーロッパの競合であり続けている。当然簡単な相手にはならないだろう。彼らは昨季から重要な選手を何人か失ったが、新戦力でその穴を埋めた。我々が分析した限りでは良いサッカーが出来るシステマチックなチームだ。非常に激しい試合になるだろう。一般的にバレンシアが優位だと考えられがちだが、我々も良いスタートを切りたいと考えている。優位なチームが常に勝つわけではないという事を我々は証明したいと思う。昨季、我々を成功に導いたシステムを変えることなく、バレンシアに挑むつもりだ」
「このような試合に勝つためにはフィジカル能力が必要とされる。そして我々はこの点において優れている。明日はこのアドバンテージを生かして戦いたい。バレンシアにはホアキン、ビセンテ、マタ、アドゥリスといった優秀なプレーヤーが居るが、我々のチームにもオザン、バタージャ、セルカン、インスーア、エルギッチといったタレントが居る。私の目から見たら、彼らはバレンシアの選手たちと同じだけのクオリティを備えている」
--
エメリ監督
「この試合が私にとって初めてのUEFA CLの舞台だ。非常に神秘的な時間に感じられる事だろう。これは私だけでなく、クラブに務める人間であれば誰もがそう感じるものではないだろうか。私はバレンシアを2年間率いてきて、ずっとCLの舞台を夢見てきた。どのような試合展開になるかは予測不可能だ」
「ブルサスポルは我々にとって未知のクラブであるが、対戦が決まってからはいくらか彼らについての情報を手に入れる事が出来た。明日のスターティングイレブンは我々のチームに最も大きい貢献が出来る選手たちを選ぶつもりだ。私がブルサスポルの試合のビデオを見た時、彼らがどのようにしてリーグを勝ち取ったかを知る事ができた。突出したタレントが居るチームというよりは、チーム全体で良いサッカーをするチームだと思う。このようなチームに対抗するために、特定の選手に注意を払うのではなく、彼らのチームバランスを崩していく事に注力していきたい」
--
その他UEFA.comより試合に関するトリビアを。
・ブルサスポルは86/87のカップウイナーズカップ以来の欧州カップ戦参戦。
・エメリ監督は欧州カップ戦20試合で指揮を取りわずか1敗しかしていない(ブルージュ戦)。
・ブルサスポルはスペインのクラブと対戦するのは初めてだが、ブルサのサーラム監督は96/97のUEFAカップでベシクタスの選手としてバレンシアと対戦した経験がある。その時の対戦(1stレグ)でサーラムと途中交代して入ったのが現在ブルサのアシスタントコーチを務めるムトゥル。
・ブルサスポルのRBアリ・タンドガンは03/04のUEFAカップでゲンチレルビルリジ(TUR)の選手としてバレンシアと対戦、ビセンテとマッチアップした経験がある。
・ブルサスポルのアルゼンチン人MFフェデリコ・インスーアは03/04にマラガの選手としてバレンシアと対戦している。
・ブルサスポルのセルビア人DFミラン・ステパノフは昨季マラガの選手としてバレンシアと対戦している。
・バレンシアのトパルはガラタサライの選手として昨季ブルサスポルと対戦し、0-1で敗れている。