フェルナンド・ゴメスのSDとしての仕事のまとめ
フェルナンドは2008/07/25にバレンシアのSDに就任しました。就任していた約2年間の仕事ぶりを振り返ります。 Valencianista.esより。
最も素晴らしい仕事はセサルを移籍金ゼロで獲得してきた事でしょう。彼は既に2度の契約延長を勝ち取っています。そしてマテューとデアルベルトも移籍金ゼロで獲得し、ハイパフォーマンスを披露した選手たちです。さらに冬にはチョリ・ドミンゲスをやはり移籍金ゼロで獲得、まだリーガでは未知数の選手ですがリカルド・コスタとフェグリも移籍金ゼロで獲得しました。未知数の選手に支払った金額はメフメト・トパルの500万ユーロのみです。
そして、今のところ失敗と言える補強もいくつかあります。昨夏、モヤの獲得には500万ユーロを費やしました。しかし、彼の獲得はエメリ監督の強い要求により決めたものです。レナンに400万ユーロ、カルレトに200万ユーロ費やした事については、見合った成果を得たとは言えません。また、移籍金はかかっていませんが、ナチョ・ゴンサレスもクラブに何も残していません。
どちらとも言えないケースとしてはブルーノがあげられるでしょう。クラブは彼を獲得するためにベティスに150万ユーロ支払っています。
ここまで見ると補強に関しては充分な成果を残していると言えますが、一方でフェルナンドは、エメリ監督の構想外となった選手について全く経済面の収益を上げられていません。
クラブの財政上必要な放出としては、アルビオル(1500万ユーロ)とビジャ(4000万ユーロ)があげられますが、ビジャの放出についてはフェルナンドは一切関与しませんでした。彼が収益を上げたのはモレッティ(350万ユーロ)とアリスメンディ(400万ユーロ)のみです。ヒルデブラント、エルゲラ、ビュテル、ガビラン、アングロ、エドゥ、ミクー。これらの全ての選手が収益を上げることなく、残る契約を解除してクラブを去って行きました。