ひとつのサイクルを終えるVCFメスタージャ
VCFメスタージャの2024/2025シーズンは最終節の直接対決で敗れて昇格プレーオフ進出を逃すという苦い思いを抱えてのエンディングとなりました。

アングーロ監督の選手たちは今季の全日程を終えていますが、コルベラン監督からの招集に備えてトップチームの最終節が行われる5月25日までパテルナでトレーニングを続けます。その後、選手たちはバケーションに入り、それぞれが自身のキャリアを選択することになります。
考えられるシナリオは3つあります。来季もVCFメスタージャでプレーするであろう選手、契約満了となる選手、RFEF2部リーグでのステージを終え新たな挑戦を求める選手です。
最初のシナリオは常に変化します。マーケットは開かれており、選手たちに届くオファーやチームの計画、やってくる選手によって状況は刻々と変化することになるでしょう。また、今季フベニールAでリーグ優勝を果たしたメンバーの半数(2006年生まれ)はフベニールの年代を卒業し、Bチームに昇格することになります。彼らにとってプレシーズンでどれだけアピールできるかがカギとなるでしょう。
このグループに含まれるのは必然的に23歳未満で契約が残っている選手ということになります。
GK
ビセント・アブリル(20)
ニル・ルイス(22)
DF
イスマ・サンタナ(21)
アンドレス・カロ(21)
ロー・アバハス(22)
MF
ハビ・ナバーロ(21)
ルーカス・ヌニェス(19)
アレックス・セルダ(22)
WG
アレクサンダー・グレンダール(20)
パブロ・ロペス(19)
ダビド・オトルビ(17)
ハムザ・ベラリ(22)
FW
マリオ・ドミンゲス(21)
アイマール・ブラスケス(19)
ここに、レンタルバックのマルク・フラード(19)や、負傷から復帰するハビ・パミエス(22)らも含まれます。
2つ目のシナリオは2025年6月30日でバレンシアとの契約が終了する選手たちです。ここにはチームにとって重要な選手たちでありながら、年齢の問題もありチームを去る選手たちが含まれます。
DF
ディエゴ・モレーノ(23) (エルクレスが何か月も彼に興味を寄せています)
ディノ・サリホヴィッチ(22)
MF
ペドロ・アレマン(23) (セグンダのクラブから関心が寄せられています)
ボルハ・カルボ(23) (セグンダのクラブ、海外のクラブから関心が寄せられています)
マルコ・カムス(23)
FW
ホセル・ペレス(21)
DFアレックス・セラ(22)の契約も今季いっぱいでしたが、一定数の試合に出場した場合に契約を1年自動延長というオプションがあり、そちらを満たしているため、来季までの契約となります。ただ、上位リーグのクラブからオファーがあれば移籍する可能性もあります。
3つ目のシナリオは、契約が残っていてVCFメスタージャのステージを終えた選手です。ここには、より上位のリーグを目指さなければならないマルティン・テホン(21)やルボ・イランソ(22)、イケル・コルドバ(19)などの名前が含まれます。
以上の3つのシナリオを踏まえると、VCFメスタージャは今季重要な役割を果たした選手たちの8~9人を失う可能性があります。
これはVCFメスタージャが来季に向けて9人の選手を獲得しなければならないという意味ではありません。フベニールAからの昇格候補選手のリストには、GKラウール・ヒメネス、DFミゲル・モンフェレール、DFカルロス・アロス、MFジャウメ・ドゥラ、MFオリオール・マルティ、MFレスリー・オカイなども含まれます。もちろん全員がチームに残るわけではありませんが、プレシーズンには多くの選手が参加するでしょう。
未解決のもう一つの問題は、コスタリカ代表FWワーレン・マドリガル(20)です。バレンシアは彼の権利の75%を75万ユーロで買い取るオプションを保有していますが、このオプションは5月31日までに行使するかどうかを決めなければなりません。これまでクラブは彼のテーマについて何の決定も下していません。
VCFJapan.org
