ラファ・ミル「自分の将来よりもバレンシアの今が大切」
2024/2025シーズンは、ラファ・ミルにとって非常に複雑なものとなりました。チームは数週間前まで降格回避のために戦ってきましたが、今季のチーム全体を襲った困難に加えて、彼を苦しめた負傷と、昨年9月に始まり未だ解決に至っていない法的手続きがあります。

このムルシア人FWは怪我によりシーズンの大半をプレーすることができませんでした。しかし、コルベラン監督の手によりここ数か月で徐々にチームの一員となり、ベルナベウではウーゴ・ドゥロに重要なアシストを送り、2008年以来となるアウェーでのレアル・マドリー戦勝利を呼び込みました。
全て途中出場ではあるものの現在6試合連続出場中。ようやくチームの一員となったラファ・ミルが久しぶりにメディアの前に姿を見せました。
(※Relevoによるラス・パルマス戦前のインタビューです)
──調子はどうですか?
「とても良いよ。毎日良くなってると感じる。一生懸命練習に取り組んでいるし、出場時間も増えて試合でも与えられた役割を担えるようにになってきた。でも正直に言って、一番大切なことは簡単ではなかったシーズンを全員で好転させようとしていることだ」
──あなた個人としても、チームとしても簡単なことではなかったと思います。
「怪我のせいで長い間チームから離れなければいけなかったのはつらかった。チームを助けたいと思っていたからね。チームがうまくいってないのがわかっていたのに、そこに居られなかった。キャリアで初めての怪我だったから、復帰までの調整も難しかった。チームに必要とされていたから復帰に向けてとにかく努力を重ねたけれど、残念ながらその思いは復帰を遅らせただけだった。でも、それはもう過去のことであって、今はシーズンの終わりのことだけを考えている。バレンシアが最高の形でシーズンを終えるために全力を尽くすつもりだ」
──あなた個人の問題となりますが、法的手続きは今も継続中ですよね?今はどの段階にあるのですか?
「プロセスは順調に進んでいる。進展にも満足しているし、とても落ち着いているよ」
──この1年間、このテーマはあなたにどのような影響を与えましたか?
「この一件と共に生きる、ということを学んだ。僕の弁護士は最初の日に、"これは1試合・1日で解決するものではなく、1つのリーグ戦全体で解決するようなものだ"と説明してくれた。長距離レースということだね」

──メスタージャに戻った時、ファンがあなたをどのように受け止めるかを考えましたか?
「出来るだけ早く怪我を治し、できるだけベストに近い状態で復帰して、求められていることをこなしてチームを助けられるようにすること、それだけに集中していた」
──怪我と法的手続きを経て、プレーに復帰した時はどのように感じましたか?
「とても興奮したよ。第4節に負傷してプレーをストップせざるを得なくなり、それから長い間欠場していたので我慢の限界だった。ただただ、ピッチに戻りたいという思いだった。今は日に日に良くなっているし、それがピッチ上でも反映されていると思う」
──チームについて話しましょう。シーズン中のこのような急激な変化をどう説明しますか?
「多くの要因があると思う。新しい監督が来て状況は大きく変わった。それ以前は僕らが期待していた通りに物事が進まなかった。昨季終盤の不調と今季序盤の不調がチームに重くのしかかっていた。実際のところ、良い試合をしたのに些細な要因が理由で多くの試合に負けてしまった。今は順調に進んでいるし、結果も出てきてあらゆる面でとても良い方向に進んでいる。もちろん、まだ目標が達成されてないから、働き続ける必要があるけどね」
──あなたが話す目標は当然、残留のことだと思います。ただ、チームはそれ以上のことを考えたことはありますか?というのも、一瞬でしたがファンはヨーロッパを夢に見ました。
「監督が良く話しているけど、チームの全員が、一日一日を大切にしていかなければならないことを知っている。僕も監督と同じ考えだ。達成しなければならない最初の目標を達成する前に、他の目標を追い求めることは有益でも前向きでもないと思う。何か月も困難な状況に居たのだから、まずは最初の目標を達成しなければならない。ロッカールームでも僕らは明確にそう認識している。このチームが素晴らしいのは、この考え方から決して揺らぐことがないことだ。全員でこの困難を乗り越えるつもりでいるよ」
──コルベラン監督はチームに、そしてあなたに何をもたらしましたか?
「仕事に対する熱意と希望、そしてプレーのアイデアもチームに伝えてくれた。チームは全てのトレーニングセッションで監督の考えを反映している」
──非常にデリケートな質問をさせてください。ウーゴ・ドゥロとサディクが居ると、出場時間を得ることは簡単ではありません。このポジション争いにどのように立ち向かいますか?
「ポジション争いは常に僕らを成長させ、常に準備と集中ができていることを強制させる。そしてそれはチームにとって大きな利益になると思ってる。彼らのパフォーマンスが非常に良いのでコンスタントにプレーすることは難しいけれど、彼らとは相性が良いので一緒にプレーできると思ってるよ。パテルナで彼らと一緒に働けることは大きな喜びだ。2人とも素晴らしいFWであるだけでなく、人間的にも素晴らしいからね」

──シーズンが終わりに近づいてきましたが、セビージャとはまだ契約が残っています。そして今後どうなるかは想像がつきませんね。
「セビージャとの契約はあと2年残っているけど、先のことではなく、今の一日一日のことだけを考えているよ」
──セビージャからあなたとの契約についての話はありましたか?
「今言ったように、契約はあと2年ある。バレンシアでやることがまだ残っているので、残りの試合を最大限に活用して、楽しみたいと思っている。今の僕は、自分の将来ではなくバレンシアの今が大切なんだ」
──バレンシアでキャリアを続けたいですか?
「シーズンはまだ終わっていないので、僕が考えることは残りの試合で良いプレーをして、今の僕のクラブ・僕のチームであるバレンシアに貢献したいということだけだ。その後に何が起こるかはまだ分からない。ひとつ言えることは僕はバレンシアを自分の家のように感じているということだけだ。この街とこのクラブでは7年過ごしたけど、いつでも良いフィーリングを得ている。これまでもバレンシアに戻りたいということは何度も言ってきた。そして大きな努力をした末に実現したんだ。僕にとって悩みの種となっているのは、チームをもっと助けたいという目標を達成できていないことだ。残りの試合でゴール、アシスト、そしてハードワークでファンの皆さんからの愛情とサポートに応えていきたいと思っているよ」
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ラファ・ミル (プロフィール)
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