ヤレクと契約延長、コメント
クラブはヤレク・ガシオロウスキ(20)と2027年まで契約延長したことを公式発表しました。契約解除金もこれまでの3000万ユーロから6000万ユーロに増額されています。
両者間のこれまでの契約は2026年までとなっていましたが、「トップチームでの公式戦20試合以上出場(45分以上)で2027年まで自動延長される」というオプションが付いていたため、今年の1月の時点でに既にオプションが発動していました。
ヤレク
「バレンシアとの契約を1年延長できたことをとても嬉しく思います。これは僕がこのクラブで行ってきた仕事とクラブへの愛情の証です」
「プロサッカー選手になることを夢見て、プレベンハミンの2年目にバレンシアに入団しました。とても難しい道のりでしたが、ずっと望んでいたことを達成することが出来ました。僕のキャリアはまだ始まったばかりですし、まだまだ仕事を続けなければなりません。これまでのバレンシアでのキャリアは常に地に足を付けて、一歩ずつカテゴリーを上がってきました。フベニールでプレーする年齢になり、フベニールAに昇格したところでサッカーが本格的に違うものになっていったことを理解し始めました。その後リザーブチームに呼ばれ、トップチームでプレー機会を得るまでになりました」
「バレンシアでの最初の年はセンターMFとしてプレーし、1年後に左サイドバックに移りました。8人制サッカーの時からインファンティルの時までそこでプレーし、その後センターバックにコンバートされました」
「ロッカールームは非常に良い状態だと思います。チームメイトたちからはお祝いの言葉をもらいました。彼らにも感謝しています。今の僕らは目標を達成することしか考えていません。ファンの皆さんが毎週末、力強いサポートで相手にとって難しい状況を作り出してくれていることを知っていますし、心から感謝しています。皆で一緒に目標を達成しましょう」
今回の契約延長はヤレク獲得を狙うヨーロッパのトップクラブたちへの細やかな牽制になりそうです。今冬のマーケットでも既にヤレクにはいくつかのオファーが届いていましたが、ピーター・リムはそれら全てを拒否していました。
契約が2026年までの場合、フリーで放出しないためには契約最終年を迎える今年の7月に選手を売却しなければなりません。しかし、今回の契約延長で少なくとも1年間はこのポリニャー・デ・シューケル出身のカンテラーノを慌てて売らずに済みます。
そしてクラブは、来季のヤレクはディアカビ、タレガと共にチームの4人のセンターバックのうち3人になることを期待しています。モスケラについては現時点で選手本人にはクラブを離れる意志はないものの、契約が2026年までで、契約延長交渉が進んでいない──クラブが彼の市場価値に見合う給与を提示できない──ことから、売却される可能性が高まっています。
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ヤレク・ガシオロウスキ (プロフィール)