アリ・ファダル退団
VCFメスタージャのガーナ人MFアリ・ファダル(21)がアメリカMLSのコロラド・ラピッズに完全移籍したことが公式発表されました。
昨季、国王杯:アローサ戦でトップチームデビューを果たしたファダルでしたが、今季はVCFメスタージャでバックアッパーとなっており、出場時間はわずか291分となっていました。そしてファダルはこの現状に納得しておらず、クラブに退団の意向を伝えていました。
ファダルには海外のクラブからいくつかのオファーが届いていましたが、彼がバレンシア加入前に4年過ごしたアメリカに戻ってのプレーを希望したことでコロラド・ラピッズへの移籍が決まりました。MLSは3月に2025シーズンが始まります。
ファダルの意向を受けたバレンシアも、彼の獲得に費やした10万ユーロを回収できることから今回のオファーを前向きに進め、全ての関係者が満足する合意となりました。移籍金は10万ユーロ+複数のインセンティブで合計50万ユーロ。そのうちのいくつかは簡単に達成できるものです。
また、バレンシアは選手の経済的権利の30%と買戻しの優先交渉権も保持します。これは、例えばコロラド・ラピッズが将来的にファダルを100万ユーロで売ろうとした場合、バレンシアは30万ユーロを受け取るか、70万ユーロで彼を買い戻すことが出来るというオプションとなります。
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アリ・ファダル (プロフィール)