マックス・アーロンズ獲得決定
イングランド・プレミアリーグのAFCボーンマスから元イングランドU-21代表DFマックス・アーロンズ(25)を半年間のレンタルで獲得しました。
レンタル料は20万ユーロ、900万ユーロで選手の保有権の90%を買い取えるオプションが付いています。また、背番号は19を付けることも併せて発表されています。
アーロンズはロンドン、ハマースミス地区出身の右サイドバックの選手です。2016年にノリッジ・シティのアカデミーに入団し、2018年にプロデビューを果たしました。ノリッジ・シティではトップチームで過ごした5年間で公式戦213試合に出場。2023年の夏に移籍金700万ポンドでボーンマスに移籍しました。ボーンマスでは昨季は20試合に出場しましたが、今季は前半戦でのリーグ戦出場はわずか3試合となっています。
ティエリーの長期離脱により右サイドバックの補強が不可欠となっていたバレンシアは、当初、ポルトガルリーグの強豪スポルティングCP所属のスペイン人DFイバン・フレスネダのレンタルでの獲得を目指していました。一時は口頭合意まで進んでいましたが、スポルティング側の監督交代と他のクラブから彼に関心が寄せられたことで状況が一変。フレスネダの獲得は暗礁に乗り上げてしまいました。
バレンシアはフレスネダとの交渉を進めながら、イングランドでキャリアを積んできたコルベラン監督のコネクションを活用しました。そしてコルベラン監督の推薦によりアーロンズの名前が浮上。今回の獲得となりました。
マックス・アーロンズ
「とても幸せな気分です。このクラブの素晴らしさは良く知っていますし、すぐに仕事を始める準備もできています。慌ただしい数日間を過ごしたので、ようやくスパイクを履いて新しいチームメイトたちとプレーできることが嬉しいです」
「コルベラン監督のことは彼がイングランドにいた頃から知っていますし、彼のチームがどのように機能するかも知っています。僕にとってここで良いプレーをし、できる限りチームに貢献することがとても重要です」
「子供の頃から、メスタージャという名前をよく耳にしてきました。とても素晴らしいスタジアムであることは良く知っています。バレンシアの話はジャスティン・クライファート(現在ボーンマスに所属)から聞きました。クラブのことはもちろん、特にスタジアムとファンの素晴らしさについて話してくれました。僕はピッチに出るたびに全力を尽くすことを約束します。自分の能力と可能性の全てを披露し、その姿をファンの皆さんにも見ていただきたいと思っています。自分の能力を活かして、目標を達成する準備はできています」
アーロンズは、トップチームではクラブ史上初のイングランド出身選手と発表されていますが、かつて1920年代にイギリス領ジブラルタル出身のマヌエル・フランシスコという選手がいたため、厳密には2人目となります(そして、彼はスペイン国籍でした)。また、イングランド国籍を保有していた選手としてはユヌス・ムサがいましたが、彼はニューヨーク出身でした。