サディク獲得決定
レアル・ソシエダ所属のナイジェリア代表FWウマル・サディク(27)を半年間のレンタル移籍で獲得しました。背番号は12を付けることも併せて発表されています。
バレンシアは1000万ユーロでの買取オプションも保持します。また、一部スペイン国外メディアでレンタル料として100万ユーロを支払い、買い取る場合に残りの900万ユーロを支払うという条件であると報じているところもあります。
サディクはナイジェリア・カドゥナ出身、身長192cmの大型ストライカーです。2013年、16歳の時にスカウトされてイタリアのスペツィアに移籍しました。2015年にローマに移籍。レンタルでボローニャ、トリノ、NAC(オランダ)、レンジャーズ(スコットランド)、ペルージャでのプレーを経て、2019年にセルビアのパルチザン・ベオグラードに移籍しました。
2020/21シーズンに当時セグンダのアルメリアに完全移籍。2シーズン目にプリメーラ昇格を勝ち取り、2022/23シーズンにプリメーラデビュー。その直後にレアル・ソシエダに完全移籍しました。
代表チームでは2016年にリオ五輪に参加し、4ゴールを挙げて銅メダルの獲得に貢献。2021年3月にA代表に初招集されました。これまで国際Aマッチ12試合に出場し、1ゴールを記録しています。
サディクはレアル・ソシエダに加入した2週間後に右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い、このシーズンを棒に振ってしまいました。そのためバレンシアは今回の移籍に関し、彼のひざを念入りに検査してからの公式発表となりました。
サディクの加入により、コルベラン監督はウーゴ・ドゥロ、ダニ・ゴメス、ラファ・ミルと併せて4人のFWを抱えることになりました。ただ、クラブがラファ・ミルのレンタル契約解除に動いているという報道も出ており、移籍市場が閉まるまでに動きがあるかもしれません。
※追記(1/9)
Tribuna Deportivaの報道によると、バレンシアはラ・レアルにレンタル料として50万ユーロを支払ったとのことです。また、
①バレンシアがプリメーラに残留した場合+50万ユーロ
②残り公式戦の60%以上に出場してバレンシアがプリメーラに残留した場合+50万ユーロ
と2つのインセンティブがつくようです。
さらに、所属元のラ・レアル戦には出場できない契約となっていますが、バレンシアが30万ユーロを支払うことで出場可能となるオプションも含まれています。
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ウマル・サディク (プロフィール)