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ゴールドマン・サックス社から1億8600万ユーロの融資を受けることで合意

クラブは以前より進めていたゴールドマン・サックス社との融資契約が合意に達したことを公式発表しました。

ゴールドマン・サックス社から1億8600万ユーロの融資を受けることで合意

この契約により、クラブは全ての債務をゴールドマン・サックス社に借り換えることになりました。つまり、CaixaBankへの負債やピーター・リム個人への負債を解消、Gedesco社等の他の債権者との債務も解消されることになります。

融資総額は1億8600万ユーロとなっており、うち1億2100万ユーロは長期融資、6500万ユーロが短期融資です。

この債務借り換えにより、クラブはこれまでの債務に対する利息を平均9%から6~7%に下げることに成功しました。また、返済期間は10~12年を予定していますが、クラブが近年抱えている経済的窒息を軽減するために2年間の返済期限猶予を設けられました。詳細は、年内に予定されている株主総会で明らかとなるでしょう。

チャン・レイフン会長は「長期と短期の融資契約が無事に完了したことで、当社の財務状況は強化されました。これにより、ノウ・メスタージャ・プロジェクトの資金調達に向けて自信を持って前進することができます」と話しています。

また、クラブは同社から追加の融資(8000万~1億ユーロ)を受けるための交渉を続けています。最初の融資の目的は債務の借り換えであり、追加融資の目的はノウ・メスタージャの工事を完了させるための資金に流動性を持たせることです。

クラブはCVCファンドからの資金8000万ユーロと、ラス・コルネス・バレンシアネス大通り(新スタジアム前の大通り)の第3区画をアティトラン社に売却して得た費用3500万ユーロを調達していますが、工事を完了するために、より多くの資金を持つことを望んでいます。

ポイント
  • クラブのあらゆる借金の借主がゴールドマン・サックス社に1本化された(=リム個人への借金が無くなり、リムはクラブを手放しやすくなった)
  • 借金に対する利息が下がった
  • 2年間は借金返済不要、その後10~12年かけて返済
  • スタジアム建設のための資金は目途がついているが余裕が欲しい

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