アストン・ヴィラの元アルゼンチンU-20代表MFエンソ・バレネチェア(23)を1年間のレンタル移籍で獲得しました。買取オプションは付いていません。

また、背番号5を付けることも同時に発表されています。

バレネチェアは、コルドバ州出身の守備力に定評のあるピボーテです。ニューウェルスの下部組織で育ち、2019年の夏にスイスのFCシオンに移籍、そのシーズンの冬の移籍市場でイタリアのユヴェントスに引き抜かれました。

2022/23シーズンにはセリエAデビュー。昨季はセリエAに昇格したばかりのフロジノーネでレギュラーとしてリーグ戦36試合に出場しました。

今夏アストン・ヴィラに完全移籍しましたが、イングランドでは公式戦出場することなく、バレンシアにやって来ることになりました。

彼の獲得話が報じられたのは今週に入ってからのことです。セルタに3失点して敗れたことで、クラブも守備面のテコ入れに動き始めたのでした。

バレンシアからのオファーを受けたアストン・ヴィラですが、一昨日の時点ではウナイ・エメリ監督がバレネチェア放出に難色を示したこともあり、破談に終わるとみられていました。そのため、バレンシアは代役としてセビージャのジョアン・ジョルダン、レバンテのギオルギ・コチョラシュヴィリなどをピックアップし、それぞれのクラブに問い合わせをしていました。

しかし、バレネチェア自身がバレンシア行きを熱望し、ウナイ・エメリ監督を説得したこともあり、昨日になり交渉が再燃、すぐに合意となりました。そしてバレネチェアは今日の未明にアリカンテ経由でバレンシアに到着。午後にメディカルチェックを受けて、公式発表となりました。

コルドバ出身のアルゼンチン人選手はこれまでも沢山バレンシアに在籍してきました。ケンペス、クラウディオ・ロペス、アイマール、ペジェグリーノ、ピアッティ、ビエット...。彼も、偉大な先輩たちのような足跡をバレンシアで残してくれたら嬉しいですね。

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エンソ・バレネチェア (プロフィール)