14歳ディエゴ・ピケラスがBチームデビュー
8/23に行われたVCFメスタージャのプレシーズンマッチ:テルエル戦で、若干14歳のGKディエゴ・ピケラスがデビューしました。
アリカンテ出身の2009年生まれのピケラスは、14歳11か月(9月に15歳になります)でこの一戦のためにアングーロ監督に招集されました。そして招集されただけではなく、この試合の最後10分間をプレーしました。
既に身長も180cmある彼が、高い将来性のある選手であることに疑いの余地はありませんが、それでも14歳でBチームでプレーするというのは異例のことです。そして、この状況は監督・コーチ陣の誰もが望んだものではありませんでした。
昨季のVCFメスタージャのレギュラーGKだったニル・ルイス(21)は5月に半月板の手術を受け、まだ復帰できる状況にありません。第2GKのビセンテ・アブリル(19)も指を負傷しており、出場できない状態です。
ラウール・ヒメネス(18)はこの日、トップチームのビーゴ遠征に参加していました。
そして、今夏のプレシーズンをBチームで過ごしていたアライン・ゴメス(17/今季はフベニールA)は舟状骨(手の親指の付け根の骨)に問題が見つかり、手術を受けなければならない可能性が出てきました。
このように上のカテゴリのGK陣が揃って不在となったことで、この試合のスタメンを務めたルイス・ロメロ(16/今季はフベニールB)と共に招集されました。アングーロ監督は普段よあり圧倒的に負荷の高いBチームでのトレーニングをこなしたピケラスに"ご褒美"として10分間のプレー機会を与えました。
ピケラスは2021年にケルメCFからバレンシアにやってきました。昨季はフンダシオン・カデーテ(U-15)の一員として充実したシーズンを過ごし、今夏はオスカル・サンチェス監督のフベニールAでプレシーズンをすごしました。7月にラルクーディアで開催されたCOTIF 2024でも全試合ピッチに立ちました。
まだ16歳に満たないため、バレンシアとプロ契約は結んでいませんが、余程の事がない限りその日は確実にやってくるでしょう。その前に、まず今季カデーテA(U-16)の所属として良いシーズンを過ごすことが彼の目標となります。
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ディエゴ・ピケラス (プロフィール)