エステラ・フェルナンデス獲得決定
VCFフェメニーノはスペイン人MFエステラ・フェルナンデス(32)を2025年までの2年契約で獲得しました。今季4人目の補強です。
エステラはアトレティコ・マドリーの下部組織出身で、非常に高い戦術理解力を持ち、テクニックに優れた中盤のプレーヤーです。
アトレティコ退団後は、ラージョ・バジェカーノB、ポスエロ、マドリーCFF、ラージョ・バジェカーノとクラブを移り、2015/16シーズンにプリメーラデビュー。2018年にはマドリーCFFに復帰し、昨季まで5シーズン在籍しました。
エステラはプロサッカー選手でありながら、スペイン女子トップリーグの選手では唯一となるスペイン国家警察所属の現役の警察官でもあります。同じく警察官であった父の転勤により1歳の時にビルバオからパルラ(マドリード州)に移住し、今もパルラ警察署で市内のパトロールをこなしながら、事件対応もしています。
朝10時からチームでの練習、13時半に自宅に戻り昼食を取ったら、15時から警察署で勤務を始め、22時まで働く、これがエステラの一般的な一日です。
エステラ・フェルナンデス
「バレンシアの一員になれたことを誇りに思います。新しいチームメイトと一緒に仕事を始めることがとても楽しみですし、大きなことを勝ち取るためにチームをサポートしたいと思います」
「好きなことを2つ(サッカーと警察官)やっているので、一日があっという間に過ぎていきます。2017年に警察官になることを認められた時、今の女子プロサッカーのレベルを知っていたら、この2つを両立することは難しかったでしょう。どちらも非常に要求の厳しい職業です」
「身体が尽きるまでサッカーの世界から引退するつもりはありませんし、警察官としても同様です。いつか麻薬組織犯罪対策課(UDYCO)のような部署に所属したいと思っています」