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ガットゥーゾ監督との契約を解除

昨年6月9日の就任から235日、昨日1月30日の練習がガットゥーゾ監督のバレンシアで最後に働く姿となりました。練習から10時間後、クラブはガットゥーゾ監督と双方合意の上で契約を解除したことを公式発表しました。これまでと同様、後任はボロが務めます。

ガットゥーゾ監督との契約を解除

昨夜、チャン・レイフン会長、ハビエル・ソリス(コーポレート・ディレクター)、コロナ(スポーツ・ディレクター)の3人がガットゥーゾ監督とミーティングを行いました。

この席でレイフン会長は、監督の望む補強が困難であることをガットゥーゾ監督に伝えた後、チームに現在の危機から抜け出す力があるかどうかを尋ねました。その言葉にガットゥーゾ監督が落胆し、クラブに疑念を抱いたため、話は契約解除に向かうことになりました。クラブは今回の件を"相互合意"と強調し、一方的な解任ではなく契約解除であると説明しています。

ガットゥーゾ監督のクラブに対する落胆と疑念は、ファンのクラブに対するものと大部分で重なることでしょう。

ニコ・ゴンサレスの長期離脱を受けて、ガットゥーゾ監督は補強が必要なポイントをクラブに明確に伝えていました。1月9日に行われたzoomでのミーティングでも彼は、オーナーのピーター・リムから「補強OK」の言葉を手にしていました。

そして1月30日。現時点でひとりの補強もなされていません。1月の14回の公式会見の全てで補強についての質問を投げかけられてきたガットゥーゾ監督は、ついに最後までその質問に答えることが出来ませんでした。このことについて、クラブは説明する責任があります。

ガットゥーゾ監督はメディアへの態度、選手たちとの関係性、7ヶ月で3回もシンガポールに行くなどオーナーを尊重し、クラブの決定を最大限尊重する姿勢など、多くの面でピーター・リムとクラブにとって理想的な監督でありました。また、その正直な物言いと強烈な個性、チームに植え付けようとしたプレースタイルは、就任当初、メスタージャのファンに多くの期待を与えるものでした。

しかし、ワールドカップの中断が明けてからは国王杯でラ・ヌシア、スポルティング・ヒホンと下部リーグの相手に勝ったのみで、アトレティックとの準々決勝ではメスタージャで多くの白いハンカチが見られました。最終的には公式戦22試合で7勝6分9敗。ラ・リーガ18試合では勝点54のうち20の獲得(5勝5分8敗)、直近10試合では勝点30のうち7(1勝4分5敗)しか獲得できませんでした。

監督解任の一報を受けて、多くの選手たちが自身のSNSにガットゥーゾ監督への感謝の言葉を掲載しています。


2021年5月下旬にボルダラスにバトンを手渡してから20ヵ月。再びベンチに戻って来たボロは、これが8度目の暫定監督就任となります。初戦は今週木曜のサンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦です。今後の成績にも依りますが、シーズン終了までチームを率いることになるでしょう。

ボロのバレンシアでの監督成績は、就任時が常に危機的状況であることを踏まえると称賛に値します。公式戦46試合で22勝7分17敗という成績を収めています。

ボロ暫定監督のアシスタントコーチとしてクラブは当初、マルセリーノ、ハビ・グラシア、ボロの下でアシスタントの経験があり、現在レバンテBで監督をしているチェマ・サンスにオファーを出しました。これはボロ本人の希望でした。しかし、レバンテBでの監督業の継続を望むチェマに断られたため、アカデミーの才能開発部門で働くハビ・ベンタとダビド・フステル(タレント・マネジメント・ディレクター)を暫定的にアシスタントに据えるようです。

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