シレセンが退団
移籍交渉のためプレシーズンマッチの出場を見送っており、退団間近と言われていたヤスパー・シレセン(33)が完全移籍で退団することが公式発表されました。移籍先はオランダリーグのNECナイメーヘンで、3年契約、移籍金は100万ユーロを下回る額とのことです。シレセンにとっては11年ぶりの古巣復帰となります。
クラブ史上2位となる高額の移籍金、GKとしては最高額となる3500万ユーロで2019年にバレンシアにやってきたシレセンですが、決定的なレギュラーとしてプレーできたのは初年度2019/2020シーズンのみでした。翌2020/2021シーズンは不要に悩まされてわずか10試合の出場、昨季は新加入のママルダシュヴィリにシーズン途中でポジションを奪われる形となりました。在籍した3シーズンでの公式戦出場は57試合(リーガ51試合)となります。
11月のワールドカップ出場を目指すシレセンはレギュラーでプレーできる環境を求めて移籍を希望していました。またバレンシアも、チーム内で最も給与が高い3選手の1人であり、残り契約が1年となっていたシレセンの放出を目指していました。
シレセンの放出により、FFPの観点から言えばクラブの総人件費の面で余裕が出来ます。しかしながら、シレセン獲得時の移籍金の分割支払いの残額850万ユーロが残っているため、今回の移籍金100万ユーロを充てても、会計上は損失が発生します。
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ヤスパー・シレセン (プロフィール)