昨季VCFフェメニーノの監督を務めたホセ・バルゲスが男子フベニールAの監督に就任することが決まりました。併せて今季のVCFフェメニーノの監督にアシスタントコーチのアンドレア・エステバン(25)が昇格することが公式発表されました。クラブ史上最年少での監督就任となります。

エステバンはアラゴン州出身で、現役時代はレバンテとバレンシアに在籍しました。レバンテに在籍していた15歳の時にプリメーラデビューを果たすなど将来を嘱望される選手でありましたが、度重なる膝の負傷（前十字靭帯断裂4回）に苦しめられたキャリアでした。2017年にバレンシアに入団しましたが、再度膝の負傷に苦しみ、最終的には痛みを感じずに練習を続けることができなくなったとのことで、2019年3月に23歳の若さで現役引退を発表しました。

エステバンは負傷から復帰するためのリハビリと併せて、指導者になる準備も進めてきました。レバンテでの在籍最終年となった2016/17シーズンには、現役選手でありながらレバンテ女子Bのチームアシスタントコーチも兼任。現役引退後はすぐにバレンシア州サッカー協会で仕事をはじめ、女子U-15選抜チームの監督を務めました。

昨年夏にホセ・バルゲスのアシスタントコーチとしてVCFフェメニーノに復帰。1年の経験を経て今季から監督として始動します。

アンドレア・エステバン
「この新たな役割を与えてくれたクラブに感謝したいと思います。チームがシーズンを最初から最後まで戦い抜いた後、同じ方針に沿った仕事を続けることはクラブが掲げているプロジェクトにおいても、既にいる選手たちや新たにやってくる選手たちにとっても非常に重要です。私にとって新たな挑戦となりますが、選手とスタッフ全員が毎日最高の状態で取り組めるようなアイデアと働き方を考え、クラブに浸透させられるように最大限の熱意と自信をもって取り組みます」