VCFメスタージャのハビ・ヒメネス(23)と現行の2022年までの契約を2023年まで延長することで合意しました。また、併せて2部リーグのアルバセテ・バロンピエへの1年間のレンタル移籍することが公式発表されました。

8歳の時に入団してからバレンシア一筋で過ごしてきたハビ・ヒメネスは今夏、難しい立場に置かれていました。「23歳以上の選手はトップチームとリザーブチームの行き来を出来ない」というラ・リーガの条件──今季VCFメスタージャ登録となった場合、今季はトップチームでの出場が不可能となる──を満たしたためです。

昨季トップチームでの出場はなかったものの、トップチームの練習に参加し続けている彼にとって、トップ昇格の可能性がないままVCFメスタージャの選手として1年間戦うことはキャリアの停滞に繋がります。それを踏まえると、実質彼に残された選択肢は契約解除かレンタル移籍の2拓となっていました。

そこで彼が選んだ選択肢はアルバセテへのレンタル移籍でした。このラ・マンチャのクラブは今年の1月にもハビ・ヒメネスのレンタル移籍のオファーを出し、クラブと合意に至っていました。しかし、この時はガライが負傷で長期離脱となったことで、セラーデス監督が彼のレンタル移籍にストップをかけました。アルバセテにとっては2度目のオファーで彼を獲得できたことになります。

今回のレンタル移籍に買取オプションはついていません。