ERTE(一時的雇用調整)の採用を発表
クラブは昨日、COVID-19の影響によりERTE(一時的雇用調整)を採用し、一時的に賃金を引き下げることで選手たちと合意に至ったことを公式発表しました。
既に(給与の何パーセントをカットするかの違いはあるものの)バルセロナ、レアル・マドリー、エスパニョール、アトレティコ・マドリーといったクラブもERTEの採用を発表しています。バレンシアは3月の時点では採用しない方針でしたが、COVID-19による危機が想定以上に長引いていることで、方針転換せざるをえない状況となりました。
このパンデミックの影響でクラブの収入が大幅に減少することが確実な中、アニル・マーシー会長は予てから「クラブの雇用を減らすことは避けたい」という意向を明らかにし、すべての従業員とその家族の生活を守るため、クラブ全体の支出で最も大きな割合を占めるトップチームの選手たちの人件費の一部削減を選手たちに打診しました。
そして数日間の交渉の後、全ての選手たちと合意に至りました。なお「どのくらい給与をカットするか」等の詳細は明らかにされていません。
クラブは、今回の合意についてトップチームの選手たちの理解に深い感謝を示しています。
また、ERTEについては以下の記事や小澤一郎さんの動画で解説されていますので、参考にしてください。
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