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スーペルコパのフォーマットが発表される

バレンシアが昨季の国王杯王者として参加する今季のスーペルコパ・デ・エスパーニャのフォーマットが発表されました。開催地はサウジアラビアで、従来のリーグ王者vs国王杯王者ではなく、4チームでのトーナメントとなります。

11年ぶりに国内タイトルを獲得し参加するバレンシアは、昨季から採用されたシングルマッチでのトーナメントであれば、バルセロナとの一発勝負に勝つことでカップを掲げられましたが、今回発表されたフォーマットでは準決勝と決勝の2試合に勝たなくてはなりません。

スーペルコパのフォーマットが発表される

準決勝
2020/01/08 バレンシア(国王杯王者)vsレアル・マドリー(リーガ3位)
2020/01/09 バルセロナ(リーガ王者)vsアトレティコ・マドリー(リーガ2位)

決勝
2020/01/12
※3試合全てキング・アブドゥッラー・スポーツシティ(ジッダ)にて開催

この新フォーマットについて、バレンシアはマテウ・アレマニーGMを中心に強く反対の意思を伝えてきました。また、フォーマット発表後もアニル・マーシー会長が抗議の声明を発表しています。その理由としては「不平等な大会賞金」が上げられます。

参加する4チームには大会参加賞金(100万ユーロ未満)が均等に割り振られます。それに加えて決勝進出賞金、優勝賞金があります。ここまでは全ての参加チームにとって平等です。

これに加えてサウジアラビアとの契約金の半分が参加する4クラブに分配されますが、その金額でクラブごとに差をつけられることになります(追記参照)。バレンシアはここに不平等を訴えています。

これを総合すると、バレンシアの参加賞金合計は300万ユーロに届かない金額であり、バルセロナと、昨季何も勝ち取っていないレアル・マドリーの2チームは、大会に参加するだけでバレンシアの約3倍となる約900万ユーロを受け取ることになります。

アレマニーは昨季のフォーマットで得られる予定だった最低賞金の保証を求めましたが、RFEFはバレンシアからのこの打診を明確に拒絶しました。スーペルデポルテは「バルセロナとレアル・マドリーに利益をもたらすための仕組み」とこの内容について強く批判しています。

昨日行われたプレゼンテーションの席で主催者のRFEF(スペインサッカー連盟)のルイス・マヌエル・ルビアレス会長は「中東での開催については4チームとも合意した。経済的分配について同意しないクラブが1つ存在する」とバレンシアの名前を出さずに、コメントしました。また、賞金額の差については「守秘義務契約があるため全てを公にはしないが、基本賞金は全ての参加クラブが同額で、契約金から支払われるボーナスがそれぞれのクラブの歴史に応じて支払われる。これはチャンピオンズリーグで行われているものと同じだ」と話しています。

この大会フォーマットは今後3年間継続されることが発表されています。サウジアラビアとの契約金は年間4000万ユーロ(×3年=合計1億2000万ユーロ)とのことです。


※追記(11/12)
ASが大会賞金の基本額について報じていました。

大会参加賞金 80万ユーロ
決勝進出賞金 60万ユーロ
優勝賞金 60万ユーロ

合計でいうと、準決勝敗退で80万ユーロ、準優勝で140万ユーロ、優勝で200万ユーロの賞金です。これに、サウジアラビアとの契約金の半分がルビアレスのいう"クラブの歴史に応じて"ボーナスとして支払われます。

今年4月末に、カデナ・コペは「サウジとの契約金は推定で年間3000万ユーロになる」と報じました。その報道では3000万ユーロを以下のように配分するとされていました。

RFEF 1500万ユーロ (50%)
バルセロナ 600万ユーロ (20%)
レアル・マドリー 600万ユーロ (20%)
アトレティコ 200万ユーロ (6.7%)
バレンシア 100万ユーロ (3.3%)

そして今回の発表では契約金が4000万ユーロであることが明らかとなりました。配分はルビアレスが守秘義務を盾に明らかにしませんでしたが、4000万ユーロをカデナ・コペが4月末に報じた割合に沿って配分すると以下の通りとなります。

RFEF 2000万ユーロ
バルセロナ 800万ユーロ
レアル・マドリー 800万ユーロ
アトレティコ 270万ユーロ
バレンシア 130万ユーロ

これに大会参加賞金(80万)を加えると、
バルセロナ 880万ユーロ
レアル・マドリー 880万ユーロ
アトレティコ 350万ユーロ
バレンシア 210万ユーロ

となり、これが各クラブにとっての最低収入となります。そして優勝した場合は+120万ユーロですので、バレンシアが仮に優勝した場合の賞金合計は330万ユーロとなりました。最初に報じられた金額よりだいぶ低いですね。


※再度追記(11/14)
RFEFのルビアレス会長が「国王杯決勝前の夕食会でバレンシアのマーシー会長はスーペルコパの賞金として150万€を確約してほしいと言ってきた。今、250万€保証してやったのにバレンシアは文句ばかり言いやがる」とコメントしたことで、バレンシアの最低収入が250万ユーロであることがわかりました。

この発言を受けてマルカが、サウジからの契約金4000万ユーロの分配が以下であると報じています。

RFEF 2230万ユーロ
バルセロナ 600万ユーロ
レアル・マドリー 600万ユーロ
アトレティコ 400万ユーロ
バレンシア 170万ユーロ

これに大会参加賞金(80万)を加えた、
バルセロナ 680万ユーロ
レアル・マドリー 680万ユーロ
アトレティコ 480万ユーロ
バレンシア 250万ユーロ

が、最低収入となるとのことです。

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