選手たちが会見拒否へ
マルセリーノの解任問題は鎮火する様子を見せません。選手たちは、今回の件に関する抗議行動として今後しばらくの間、公の場でのあらゆる会見に出席しないことをクラブに伝えました。この中には、毎日の練習後の会見はもちろん、試合前後の会見も含みます。また、クラブのスポンサー関連のイベントにも出席しないことも明らかにしています。
この決断に至った理由としては、選手たちがマルセリーノ解任理由について説明を求めたものの、クラブ側からのリアクションが無かったことが大きな要因とされています。このクラブの黙殺を自分たちへの裏切り行為であると判断した選手たちが、チーム内で話し合った後にこの行動に出ることを決断しました。自分たちが何かを話す事で話題への燃料投下を避けたいという思いと、クラブをこれ以上傷つけたくないという思いも込めての決断である、とスーペルデポルテは報じています。
実際にバルセロナ戦後のミックスゾーンでも、リーガの放映権を持つテレビ局に対して選手たちはいかなるコメントも残さず、カンプノウを後にしました。これにより、クラブはラ・リーガから約5000ユーロの罰金を科されることになりそうです。
また、この抗議行動について、選手たちは「いつまで」という期限を定めていません。通常チャンピオンズリーグの前日の公式会見では、監督と最低でも1人の選手が出席することがUEFAの規則として定められていますが、選手たちはこの前日会見への出席も拒否するとみられています。その場合、ラ・リーガの制裁と同額の5000ユーロの罰金がUEFAからもクラブに科されることになるでしょう。