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ゴンサロ・ビジャール退団

クラブはゴンサロ・ビジャールを2部リーグのエルチェに移籍金なしで譲渡することを公式発表しました。ただし、ビジャールの将来の移籍金の80%をバレンシアが受け取る、という条項が契約に含まれています(一部報道では「バレンシアが買戻しオプションを保有する」という条項も含められているとの事です)。

ビジャールはエルチェと3年契約を結びました。彼にとって2013年から2年間過ごした古巣への復帰となります。

ゴンサロ・ビジャール退団

ビジャールは2015年8月に、エルチェからバレンシアにやってきました。エルチェ時代にルベン・バラハ監督が17歳の彼をトップチームの練習に加えていたというエピソードからも分かるとおり、若くして素晴らしい才能とゲームビジョン、疲れ知らずのスタミナなど、成功するための能力を備えたカンテラの宝石のひとつでした。事実、マルセリーノ監督はこのカンテラーノを自身のチームの練習にたびたび加えており、親善試合:アル・ナスル戦で抜擢、直後のリーガ第37節:ジローナ戦では18名の招集リストに彼の名を加えるなど、プリメーラの舞台で彼の名が聞かれるのは時間の問題と思われていました。

このように将来性あふれるこのカンテラーノをクラブが手放したのには理由があります。それを理解するためには最初から見なければなりません。

昨季のビジャールはVCFメスタージャの選手として「若手選手が中心となってその前季の2部リーグ昇格に限りなく近づいたクーロ・トーレスのチームを忘れさせる」という難しいミッションを抱えていました。そのシーズンの途中でビジャールは、自身の代理人契約を結ぶ会社をParri & Asociadosから、ペレ・グアルディオラ(ペップの弟)の会社Media Base Sportsに替えていました。

そしてシーズンを終えたところで、Media Baseとの間でこの問題が起きてしまいました。

バレンシアはこのムルシア出身のプレーヤーと契約延長する準備をしており、実際に行われた会談で数パターンの条件提示をしていました。しかし、Media Baseはこのいずれの提案にもNOを突きつけ、会談が終了しました。

この時、ビジャールが考えていたことは単にサッカー選手として、自身のキャリアを一歩ステップアップ(=今季より上のカテゴリーでプレー/トップ昇格または1部~2部リーグのクラブへのレンタル)したいということだけであり、バレンシアを離れることは全く考えていませんでした。しかし、Media Baseはそれを勝ち取るためにあまりにも強引で"異常な"手段を使いました。そしてそれはマテウ・アレマニーが決して快く思わないであろう手段であり、それをきっかけにビジャールは、この両者間の"戦争"に巻き込まれてしまう形となりました。

Media Baseは「ビジャールの現行の契約は、彼が未成年者としてサインしたものなので無効であり、従って現在はフリーの選手である」というFAXで、アレマニーを"殴りつけて"きました。そして「彼は他のクラブと自由に交渉する、契約延長したい場合はより好条件での新契約を提示するように」とアプローチしてきました。

この脅迫にアレマニーは屈しませんでした。そして、この代理人の主張に正当性が無いことを裁判所に確認後、「ビジャールは今季バレンシアでプレーしない」と公式に発表し、選手側の一方的な契約破棄として逆に彼の契約解除金800万ユーロをビジャール側に支払うように伝えました。選手の経済的権利を手元に残しつつ保有権を放棄する旨を代理人に伝えたのです。

アレマニーが激怒し、契約延長交渉を打ち切ったという一報に、この戦争を望んでいなかったビジャールはひどく後悔しました。そして先週、家族と共にバレンシアの事務所を訪れ、代理人からの圧力により過ちを犯したと謝罪し、契約交渉を再開してもらおうとしました。

しかし、アレマニーは「過ちを認めたため、彼らを非難することはしない。ただし、彼はバレンシアでこれ以上プレーしないだろう。バレンシアでのキャリアを喜ばないものにこのクラブでの未来は無い。その代わりに彼にとって最適なオプションを探すつもりだ」と謝罪を受け入れつつもクラブの決断が変わらない旨を通告しました。

クラブの今回の方針は、カンテラの宝を傷つけようとする代理人や他のクラブへの強い警告となるでしょう。代理人の入れ知恵により、望まない形でバレンシアを去ることになるビジャールは、SNSを通じて以下のメッセージを残しています。

ゴンサロ・ビジャール
「人生最悪の夏が訪れ、お別れを言う時が来てしまいました。今日僕はバレンシアを去ります。これはひどく大きな悲しみであると声を大にして言えます。酷いアドバイスをされ、それにより酷い決断をしたことにより、クラブの方たちに私のここでのステージを終わらせる決断をさせてしまいました。そしてそれは覆ることはありませんでした。皆さんにはこれは僕が望んでいたものではない、ということを知ってほしいと思います。ただ、これからのキャリアは既に決められたものであり、僕は他のクラブで自分がどんなプレーヤーであるかを見せなければなりません。皆さんは私がペセテーロ(守銭奴、銭ゲバ)と言われているのを目にしたかもしれません。でも僕や僕の家族のことを少しでも知っている人は、それはナンセンスな言葉だ、と笑い飛ばすでしょう。

クラブの従業員の皆さんには僕をこれ以上ないくらい丁寧に扱ってくれたことを感謝しています。また、ここに来てから出会った監督やコーチングスタッフの皆さんにも感謝しています。特にミゲル・グラウ監督には、誰よりも感謝しなくてはなりません。僕がより完成された選手に近づくための仕事の基盤を与えてくれました。ありがとうございました。

この手紙を本当に大きな悲しみを感じながら書きました。ここに来てからずっと持っていたバレンシアのトップチームの選手になるという夢を叶えることができないまま、このクラブを去らなければならないからです。でもこの状況は僕を選手としてよりたくましくしてくれるでしょうし、将来的に自分がより良い決断を取れるよう成長させてくれると信じています。皆さんに抱擁を。ありがとうございました」

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